2013年9月18日水曜日

文科省、国立大教員1万人に年俸制検討

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文部科学省は2015年度末までに、国立大学教員約6万人のうち約1万人に年俸制導入を検討。

どうやって実現するんだろう?
この問題は退職金とのからみもあって難しいと聞いていたが。
年俸制ということは退職金制度の廃止とセットな訳で。

新規の採用は年俸制にするということだろうか?
そうだとするとちょっと間に合わない気がするが。

年俸制ってどうなんだろうか?
雇用は確保されるが昇給は成果次第ということ?
でも内部で査定するなら意味が無い気もする。

終身雇用を破壊して人材の流動化をはかろうとしている。
基本的には年俸制にすると、人件費の抑制につながるというもくろみもあるだろう。本来、年俸制と人件費の抑制は関係ないのだが、日本ではそうなる。長期にわたる交渉による既得権益が積み重なって現在の人件費額になっている側面があるため。これを一端破壊して、新たな枠組みを作ることで総額を削減することは容易である。

海外の人材を国内に呼び込みたいという表向きの理由はあるだろうが、海外人材が日本に来ないのは、給与体系の問題ではなく、閉鎖的かつ英語能力の低い現在のアカデミアの体制の問題である。

誰も言語の通じない国で研究などしたくないわな。
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