2013年9月2日月曜日

生命科学研究の本質的な難しさ

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生命の進化って
どっちでもいい時、
なんとなくこっちに決まったというようなことが頻発している。

これが生命科学研究の難しさだ。

Aという分子が何となくBという分子と相互作用してみた。
その結果、新しくこんな機能が生まれた。
自然界ではそんなことが日常茶飯事に起きている。
相互作用があるから機能があるとは限らない。
機能のない相互作用を人間がアーチファクトと呼んでみる。
ホントは進化の途上かもしれないのにね。

だから、人間が頭でこうじゃないかと考えて実験してみても、
ほとんど間違えることになる。

粘り強く、半ば網羅的に調べるしかないのかもしれない。

たまに、自分はこう思って、こうしたら、うまくいったという研究者がいるかもしれない。
しかも二度三度とうまくいっていると。

でもこれは確率的に別にあり得ないことではなく、ホントにたまたま、
うまくいったよと報告しているに違いないかもしれないが。

ただ、間違えてはいけないことは、だからといってデタラメでいい加減な仮説、実験でいいと言うことではない。当たる確率を引き下げる方法は無限とある。

こんな話がある
アマチュアのテニスプレーヤー同士では実力差がはっきり出る。うまい方が勝つのだ。
プロのテニスプレーヤー同士の戦いでは違う。ミスをした方が負ける。
敗者のゲームなのだ。
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