2013年9月24日火曜日

お勉強好きにサイエンスは向かない。

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研究者をキャリアパスに選ぶ人における不幸は、
単なるお勉強好きが流れで研究を選んでしまうことです。

大学院までは、単なるお勉強好きの人もなんなく進学できてしまいます。

受験を勝ち抜けばいいのですから、実はそんなに難しくはありません。
(つくづくそう思います)

しかし、研究者に求められるのはお勉強好きであることではありません。

お勉強好きな人々の問題点は、問題には必ず答えがあり、その答えにいち早くたどり着いたものの勝利であると考えている点です。

問題に必ず答えがあるという観点は幻想だと思います。
評価されることは、新しい問題にどのような切り口で迫ったかということです。
それが新しいサイエンスを切り開いているということなのです。

お勉強好きな人は必ず行き詰まります。困難な問題とニコニコしながらつきあえる人が研究者に向いていると思います。
頭脳の良さではなく、性格の問題です。

あと優秀な研究者は好奇心が旺盛です。
これははずせない点です。

自分で考える、ゼロベースで考える、これができれば完璧です。
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