2013年9月27日金曜日

バブルの素地ができつつある。日銀当座預金残高100兆円超える

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日銀が、金融市場に大量の資金を供給する大規模な金融緩和を行っていることで、金融機関が日銀に預けている資金、「当座預金」の残高が初めて100兆円の大台を超えました。
日銀はことし4月、金融機関が保有する国債などを買い取ることで市場に大量の資金を供給する大規模な金融緩和を導入しました。
この結果、金融機関が日銀に預けている「当座預金」の残高は26日、101兆2400億円となり、初めて100兆円の大台を超えました。
金融緩和が実施される前のことし3月末と比べると43兆円余り、率にして74%増えており、ことし末で107兆円になるとしていた日銀の見通しを3か月早く前倒しするペースです。
ただ、当座預金の残高が増える一方で、金融機関からの企業や個人への貸し出しは大幅な増加には至っていないという指摘もあります。
デフレ脱却に向けては、日銀が供給した資金が企業や個人への貸し出しにまわり経済の活性化につながるかどうかが課題となっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130926/k10014838091000.html 

日銀が国債を大量に購入し続けた結果、金融機関はじゃぶじゃぶの現金を持つことになっている。
バブルの素地が着実に形成されつつある。

金融機関はこの現金をどう運用するだろうか。その方向性によって何バブルが起きるかが決まる。


外債、外国株に向かえば、円安が加速される。

国内株に向かえば、株高

安易な貸し出しに向かえば、土地バブル (1980年代バブルの再来)

もちろん、バブルはこれまでとは別の顔をして訪れるだろう。
一見これはバブルではありませんよと。

どちらにしても、銀行は今、100兆円ものお金を運用したくてうずうずしているに違いないのだ。1%の金利差で運用できれば、1兆円の利益がでるのだから。

本当のバブルがくるのは2020年代だと思う。
バブルを経験した世代が、退職し、貸し出し部門の長がバブルを知らない世代に総入れ替えされる時期。
ブレーキ役がいなくなったら、同業者間でのチキンレースが始まると思う。
ライバル銀行だけが儲けている状態が許せなくなるから、冷静な判断なしに無謀な投資が起きる。

人間の歴史はバブルの歴史だから。
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