本読んだくらいで科研費とれたら苦労しないよね。
と思う。

業績があれば、書きやすく。
業績がないと、書くのがつらい。
どうしても業績がないと研究計画が浮ついてしまいますから。
説得力がなく机上の空論のような。
そもそも、わずか数ページの申請書で具体性をもって説得力のある研究計画なんて書けませんし、書いたとして、評価者が適切に判断もできません。
身もふたもないことですが、そういうものです。
しかも具体性のある研究計画というものは、大体面白くありません。
まだ、方法さえ確立していないところに大きなチャンスが眠っているわけですが、それを書くと具体性・説得力が弱まるわけです。
これはアンビバレンツな状況ですが、
戦略を練らねばなりません。
つまり、どちらかに割り切るのです。
相撲でいうところの、押し出しなのかすくい投げなのか、はたまたうっちゃりなのか。
決まり手をきっちり決めて申請書を書く必要があるということです。
