2013年10月16日水曜日

変態系若手研究者を採用する京大

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バッタ博士の京大白眉プロジェクトへの助教採用の記事を読んで、
白眉プロジェクトの真骨頂だなと思った。

バッタ研究のような変態系若手研究者(これは最大限の賛辞です!)をサポートできるのはもはや京大だけ(しかも白眉プロジェクトのような変わり種)になってしまった。

アカデミアの方向性は今実学へと向かっている。
しかし、この実学指向は、10年単位で見るとむなしい結果に終わるだろう。

現在、お金がたくさんついているプロジェクトはiPS細胞や免疫(特に自然免疫)、がん研究など等、それこそ、お金を生みそうな研究ばかりだ。

そういった研究はほとんど人海戦術のように、人と金と物の大量投入によって進められている。

しかし、本当のクリエイティビティというものはそのような物量によってうまれるものではなく、自由な環境・発想から生まれるのである(自由なマインド)。
また、集中投資は得てして、投資額にみあうリターンは得られない、かなり技術のいる技である。集中投資こそ民間に任せるべきである。公的機関、公務員、それにメンタルの近い大学教員には簡単にできることではない。

アカデミアはバッタ博士のような研究をサポートすべきであり、出来る限り多くの種を創出することに力を傾けるベキである。
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