サイエンスも投資も不確実性に向き合うという事だと思います。
何一つ確からしいことはありません。
現時点で将来どうなりそうか?
サイエンスであれば、ざっくりとした方向性。
投資であれば、将来の予測。どういう社会になるのか?
全ての物は現在からの延長であり、決して断絶しているものではありません。
誰もできると思わなかったiPS細胞にしても、山中さんと共同受賞したジョン・ガードンが示していた、研究成果の延長線上ともいえる(完全ににあとづけであるが)。
(ジョン・ガードンはカエルの研究で、大人の細胞が受精卵に戻ることを示していた。つまり、細胞分化の巻き戻しができるということです。)
後から振り返れば、なるべくしてなるわけです。
そう考えると、できることと言えば、
不確実な将来に対して、大胆に挑戦することでしょう。
日本人の多くは農耕民族の性格を受け継ぐためか、一般的に不確実性を嫌います。もちろん、不確実性は多くの災厄をもたらすこともありますが、考えようによっては、チャンスの時もあるわけです。
