2013年5月14日火曜日

博士課程学生の質

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ポスドク問題の報道のせいか、いわゆるゆとり教育のせいか、
最近、博士課程を志望してくる学生の質の劣化がひどい。
まず、自律的になにかしようという気がとぼしい。
もちろん基礎的な知識も乏しく、高度な研究についていくことが困難である。

また、大学院も学生の確保に必死であり(定員の充足)、試験のレベルを落としたり、試験をなくして面接のみで採用したりしている。
これでははっきり言ってモラルハザードである。

学歴ロンダリングを目的に国公立大学大学院に入学をする学生もいるし、
そもそもそんなことを考えることもできない学生もフラッとくる。

アカデミアで何かワクワクする事ができると信じている学生もいる。
これは本来喜ぶべき事だろうが、そこにはわくわく出来る実態はないのだ。
本当にわくわく出来ることはアカデミアではなく、経済界にあると思う。
例えば、現在なら、Googleとかアップルとか、日本にも、LineとかガンホーとかYahooもそうだろう。そういった会社は、面白い事を目指していく過程で利益を上げている訳である。

周りを見渡しても、ワクワクして研究をしている人は少ない。ほとんどは焦燥と無力感にさいなまれた暗い顔をしている。
まぁ中には、楽しそうに研究しているひともいるけどね!
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