Nature に投稿してアクセプトされる。
まあこれは夢見たいな話ですが、
研究者になったからには一度は経験していみたいことです。
実際にアクセプトされるといろんな事がうまく回り始めます(少なくとも研究者のキャリアはね)。
では、Natureに投稿してアクセプトされるまでをちょっと書いてみましょう。
(
PNASやりとりまとめがよく見られているようなので調子にのってNature編を書いてみました。)
Natureという雑誌は特別視されがちですが、
実際はその辺の雑誌とほとんど変わりません。
少なくともPNASの方が形式的にはいろいろとめんどくさいです。
ただし、Natureの場合、査読者が大変めんどくさくなります。普段つっこまれないような点を突っ込んだりしてきます。
論文を書き上げて、美しい図を作ってJPEGにして。。。
(Figure 1 何々 et al., 2012 と図の下に書いてJPEGにします。)
投稿のサイトに行ってwordの文章と図のファイルをちまちまとアップロードします。
Cover letter を気合いをいれて書きましょう。
案外エディターはそれしか読んでいません。
アップロードするとサイトが勝手に一つのファイルにマージしてくれます。
(ほんとに普通の雑誌と変わらないんだから!)
投稿したら、普通に確認のメールが来ます。サイエンス誌と違い、全ての著者に確認のメールは行きません(2011年現在、その後は投稿していないので知りません)。
一週間ぐらい音沙汰がありません。
(これは良い兆候です。とりあえず、エディター達のミーティングには回っていると思われます。)
エディターはそれぞれ専門分野があって、送られてくる段階で自分で最初のフィルターにかけます。これに通らないと、論文は投稿してから2日ぐらいでリジェクトされます。
ほんとに冷たいメールが帰ってきます。
こんなときは素直に他の雑誌に再投稿したほうが良いかもしれません。
このフィルターを無事すり抜けた優秀な原稿はエディター達のミーティングにまわってチーフエディターみたいな人がレビューにまわすかどうか決定するようです。
だから、1週間ぐらい音沙汰がないとレビューにまわされた可能性が高いのです。
レビューに回ったらエディターからそのお知らせはあります。
ちなみに、疑問に思った事はどんどんエディターに丁寧に聞きましょう。
彼らはちゃんと答えてくれます。
決して嫌われたりはしません。(それでリジェクトされたりはしません。)
彼らは忙しいので無視されることはあります。
そのときはちょっと時間をおいてメールしてみましょう。
Nature になると非常に政治的で、レビュワーはわざとゆっくりとレビューを行ったりもします。
その間に自分たちの成果を他のところに投稿したりもします。
私は実際に一回目のレビューが帰ってくるのに2ヶ月もかかりました(涙)。
(Natureって速報誌といっているのにどういうことなんだよ〜)
アクセプトされるまでに約9ヶ月。
結構やきもきします。(Natureって速報誌なんだよな。)
手違いかどうか、危うく最後のレビュー(3回目)に回った日付をsubmitted の日付として出版されるところでした。これだと3ヶ月でアクセプトされたことになります。
3人のレビュワーから厳しいコメントをいただきましたが、あまり悲観的にならずにひとつひとつ丁寧に返答していきました。
レビュワーも人の子です。すごいものはすごいと理解してくれます。
一人でもかたくなに載せられないといわれると普通はアクセプトされません。
ある意味、変な世界です。(レビュワーが間違っているかもしれないのにね)
ほんとにおかしな事を言っていると確信したらちゃんと抗議しましょう。