2012年1月3日火曜日

海外ポスドクになる方法

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海外ポスドクってどうなの?
どうやってなるの??
博士課程を無事に卒業したあと、海外で留学生活といきたいひとも多いと思います。
そんな時どんな選択肢があるでしょうか?
  1. 独自に行きたいラボのボスと交渉して給料を出してもらう。(そのボスがお金持ちだったらいい方法かも)
  2. 海外学振をとる。(2年間お国のお金で研究三昧)
  3. ほかのフェローシップをとる。(HFSP等)
1.は海外の行きたいラボのボスに手紙を書いてお金があるかどうか聞いてみる。こちらに業績とあちらにお金があれば行けるかも。あとツテやコネが重要です。研究者の世界は人ヅテが一番重視されますからね。
2.競争率は高いですが、博士の時に業績があれば問題ありません。よいプロポーザルをかいてお金をとるだけです。超有名研究室でなければフェローシップをもったポスドクを断ることはまずありません。学術振興会から年520万円が2年間でます。今円高ですから悪くないかも。ただ、海外では無名すぎて、CV的にはあとあと役には立たないと思います。日本に帰ってきましょう(もしくはCNSにファーストオーサーだ!)。

3. HFSPなどのフェローシップをとる。HFSPはHuman Frontier Science Programの略で、基礎的な生命科学にお金をだしています(中曽根首相が創設に動いた)。国際機関なので一応世界的に名の知れたフェローシップです。海外学振のように海外では無名ということはありません。このフェローシップをとったポスドクは海外でもそれなりに評価されます。ただ、給与が現地通貨立てなので、例えば、2012年度はUSAでは初年度46800ドルです。現在一ドル77円ですから日本円にすると360万円です。1流フェローシップをとってこれだとちょっと悲しいかも(いや間違いなく悲しい)。円高だとHFSPでフェローシップとる人いなくなるんじゃないかな〜。かたや、海外から日本でポスドクをする人(外国人)には非常によくなっています。日本にくると初年度で650万円もらえます。最終年度は700万円。いまだったらアメリカで9万ドルですから。ポスドクでこれならいいですね。

でも、HFSPさんこれって何かおかしくないですか?
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