小保方さんのSTAP細胞発見の報道から2週間、もう捏造騒ぎになっています。
過去のバンドの切り貼りは黒!
捏造ではないと信じたいですが、小保方さんの過去の論文における
バンドの切り貼りは、
完全に黒です。
この手口、過去にもさまざまな捏造論文でも行われている古典的な手法です。
しかも、科学者のキャリアをスタート時点、つまり博士論文ですでに手を染めています。
今回のNature2報もかなりずさん
STAP細胞のNature2報においては決定的なねつ造はまだ見つかっていないので、STAP細胞は現実にあるかもしれません。(Nature論文にも怪しい使い回し画像および、バンドを切り貼りした図がありますが。これに関してはギリギリセーフかもしれません。単純なミスだと主張できるかも。でも決定的に重要な論文で疑義を持たれるような不注意は責められてしかるべきでしょう)
動機がようわからん
ただ、冷静に考えるとねつ造や誤った結果を大々的に発表する
メリットはどこにもない訳ですから、
STAP細胞が存在しないというのは時期尚早だと思います。
(合理的に考えるとねつ造はあり得ません。病んでいるのかもしれませんが。)
理研も信用失墜を防ぐために必死でしょう。
STAP細胞に関しては、若山さんや笹井さんなど有名な科学者が共著者として責任を負っているわけですから、再現実験を小保方さん抜きで成功させれば、一応OKでしょう。これほど重要な結果を独立に再現実験していないということ自体お粗末ですが。
小保方さんしか再現できない
若山さんが言うには、
”小保方さんに指導されながらの実験ではうまくいったが、山梨大学に移ってからは再現実験に成功していない”
って、とりようによっては小保方さんが裏でコントロールしてたらどうにでもなるじゃないかと思いますが。
科学者としては小保方さんは今後色眼鏡で見られることでしょう。
バンドを反転させて、全然別のバンドとして使う。
この行為、偶然の過失ということはありえません。
例えコントロールだとしても許すことはできません。
(コントロール→当然そうなるであろう結果、実験がそもそもうまくいっているかどうかを表す。論旨に影響はないことが多い)
小保方さんは博士論文で科学者の倫理・良心を軽々と飛び越えているのです。
こういう不正を平気で行うことができる人は色々なところでごまかしているものです。
つまり小保方さんは"ねつ造体質"を持っている人だということです。
それ程、バンドの反転&コピペは罪が重いといえます。
性善説をベースに動いているアカデミアにおいて、そういった不正を行っていないということは最も重要です。次の論文審査からねつ造をする研究者であるとレッテルを貼られてしまう可能性さえあります。
今回の問題のややこしいところは、
小保方さん・Vaccantiさんなどの”捏造体質”の研究者が主役を、
STAP細胞は若山さんや笹井さんなど発生・再生学で活躍している一線の研究者が脇役が固めていることです。
しかも、STAP細胞のように重要な科学的大発見を捏造する動機がありません。すぐに世界中で追試が大量に行われるのでホントかどうか判明するのは時間の問題なことは自明なのですから。
↓追加情報からこの騒動の結末を推理してみました。
小保方ミステリー劇場
論文捏造がどうやって起こるかわかる本↓
高温超伝導で一躍トップスターになったシェーンが行った論文捏造
実験の再現性がとれないまま、2年あまりばれなかった。
結構よく書けているノンフィクション
参考:
一般に誤解されているのが論文の審査についてだと思います。
なぜ査読においてNature&審査する研究者がねつ造を見抜けないのか。
論文はNatureなどの科学誌に投稿されます。
編集者が面白そうだと思えば、3人ぐらいの科学者に原稿が送付されて審査されます。
審査は基本的に性善説を基に、出されたデータと著者の主張の間に論理性が担保されているかを厳しくつかれます。
複数の実験や、再実験を要求され、キチンと要求に応えて初めて、掲載となります。
かなり理不尽な要求もありますし、長期間の実験を行わなければならない例もあります。
ただし、審査する科学者はこれを追試して正誤を直接判定するわけではないので、捏造を行われるとどうしようもありません。
論理的に正しく、実験結果が妥当であれば、審査は当然通ります。というより通らなければ恣意性がはいっているわけで、これはこれで問題です。
Nature誌の様にもっとも有名な科学誌に載る論文でも、
それ以後、全く再現実験がうまくいかないという例はかなりあるのです。
まあ真実は歴史が証明することでしょう。
