2013年8月23日金曜日

研究者のコモディティ化

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コモディティって代替可能などこでも手に入る物って意味ですが・
研究者も近い将来そうなるだろうと思っています。

今仕切りに言われている格差社会、非正規雇用者の増大、2極化、これらは今の社会をどんどん変えています。

つまり、特別に何もできない人たちの価値がどんどん下がる。極端にいうと年収100万円の人々がたくさん生まれてくるということです。(かたや1億円プレーヤーも生まれる)
個人資産を並べるときれいにべき分布に従うとか。

同じ事が研究者業界にも起きるでしょう(もう起きていますがヨリ明確に成という意味です)。

一つ目の変化として、研究者派遣業が儲かっている。WDBという研究者派遣業をしている会社がありますが、これが右肩上がりの成長を遂げています。これは研究者が中間マージンをとられて派遣される立場になっているということです。

二つ目の変化として、国境がなくなりつつあるという点。日本という国は日本語という超難解言語に守られて、研究業界の鎖国に成功してきましたが、グローバル化について行けないものには死を。という論理でどんどん英語化が行われています(例えば辺境の地にあるOIST)。
つまり、こちらから開国をしてしまったがため次の10年というスパンでは中国人やインド人が安い給与でポスドクに来るということは現実化するでしょう。

こんな感じでポスドクの地位の低下は止まらないでしょう。

もちろんこの流れは止めることはできません。
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