生命科学系を専攻している修士や博士課程の学生に人気と言えば製薬会社でしょう(知らんけど)。
しかも、その中で日本一の製薬会社といえば武田。
というわけで、武田薬品工業の現況を独断と偏見で書いてみます(一応、決算書などをベースにしてますので、でたらめという訳ではありません)。
就職という観点では重要なのは年収でしょう。
四季報をみると
2013年9月時点で、
【従業員】<13.9>連31,507名 単6,663名(38.4歳)[年]955万円
となっています。
ちなみに、38.4歳とか955万円は単体6663名の平均ということになります。
(連結ではありません)
この数値も決算書や有価証券報告書から算出されたものです。
連結損益計算書
一般管理費
給料 1189億
賞与 418億
という記述があります。トータルで1607億円
6663*955=636億円
1607−636=971億31507名−6663名=24844名
971億÷24844名 =390万円
つまり連結子会社の人の平均年収は390万円となります(ほんまかな〜。ほんまやったら格差社会!)。
ちなみに、株主に対しての配当金は1420億円です。
資本家と社員は、利益は折半みたいなかんじですね。
(働きたくね〜社畜なんてやだ〜資本家になりたいぃ
ところで、2013年3月期の純利益は1312億円なので、
利益より配当を払うといういわゆる、タコ足配当になっています。(タコが自分の足を食ってるみたいな)
なのに純資産が1500億ほど増えてるのです。
なんでだろうと、つらつらと見ていると、
為替換算調整勘定が+1700億円計上されていました。
武田は海外に多くの子会社を抱えており、そこの資産が、急激な円安によって、日本側から見ると増えたように見えるのですね。
事実関係は実際に計算してみてね。
