2011年12月21日水曜日

インパクトファクター(Impact Factor)

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NatureやScienceなど超一流科学誌に掲載される論文は多くの人に読まれ、
また他の論文から非常に多く引用される。
そのため、どの雑誌がどれくらいインパクトがあるかという格付けに、
この被引用数がつかわれる。(他のひとに引用されるということは
それだけ影響力があるということ、これすなわちインパクト)

インパクトファクターとは
2年間に掲載された論文が引用された総回数/2年間に掲載された論文の数
で決定される。
つまり、その論文誌に掲載された論文が1年間に、平均何回引用されるか
を示した値である。

この情報は毎年、Journal Citation Reportsで発表される。
これは事実上、論文誌の格付けであり、論文誌のエディターは、
この数値をあげるために日々、論文の審査をしている。

そして、当然、研究者はできるだけ、インパクトファクターの高い雑誌に載せようと
日々、奮闘するのである。

なぜなら、インパクトファクターの高い雑誌に論文を載せることは
ステータスであるだけでなく、研究資金獲得のために非常に重要
である。

Natureに論文を載せるということは1億2億のグラント(研究資金)
をとることができるということである。



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