2014年5月22日木曜日

これって実は結構重大な話なのに理研は調査しないのね。

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STAP 不正認定以外にも複数の疑義
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140521/k10014624211000.html

STAP細胞の論文は2本出ていて、
これまで、理研が取り下げを勧告した論文はNatureのArticleの方だけってのが実はポイント。

Nature Articleの方の責任著者は
小保方さん、バカンティさん

Nature Letterの方の責任著者は
小保方さん、若山さん、笹井さん

責任著者ってのは、その業績がノーベル賞受賞対象になれば間違いなく最有力候補ですし、それが間違いや捏造だったらその責任をとりますという立場です。

あとの著者は添え物みたいなものです。

理研はどうもNature Articleの方だけを槍玉にあげることによって、小保方さんとバカンティさんだけに全責任をとらせようとしている節がありました(理研上層部は被害者意識でいっぱいでしょうから、気持ちはわかりますが。)。

Nature Letterの論文はNature Articleの結果を元にして論理が組み上げられているわけですから、Nature Articleを引っ込めるなら、Nature Letterの方の論文も取り下げるべきです。(これは会見でも記者から質問されていました。)

で、新たに疑義がNature Letterの方の論文からCDBの独自調査によって出てきたのに、理研本体は追加調査はしないと言っています。

それによりますと、STAP細胞が万能性を持つ証拠として2種類の異なる細胞から作ったとしていた2枚の光るマウスの写真が実際には、2枚とも同じ種類の細胞を使って出来たマウスの写真だったとしています。また、STAP細胞の万能性を示すものとして異なる種類のマウスで撮影していたという2枚の写真が実際には、1匹のマウスの写真だったとしていますこれらの写真は、1枚、1枚撮影日時が自動的に記されるカメラを使って行われ、取り違えが起きないよう実験ごとに別々のフォルダーに小保方リーダー自身が、保存していたものだということです。(引用元 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140521/k10014624211000.html
これは、以前からマウスの頭部の血管がよく似ていると指摘されていた画像ですが、別々の実験結果として発表されていました。これについて調査しないのは明らかに不自然です。

理化学研究所は「所内から情報が寄せられているのは事実だが通報ではなく、あくまで情報提供なので正式な調査をする予定はない。また、個別の公表すべきものではないと認識している。ネイチャーの論文は取り下げの勧告を行っているため新たな疑義があっても調査は行う必要はないと考えている」(引用元 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140521/k10014624211000.html
何度もいいますがNature Letterの論文の取り下げ勧告はしてないんです。
責任者も別な論文なわけですから、再調査というよりはNature Letterの論文を新たに調査する必要があると思われます。

どうも
Nature Letterの方の責任著者
小保方さん、若山さん、笹井さん
の中の誰かを守りたいようですね。

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