2013年12月28日土曜日

続報 次世代シーケンサーの精度

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2013年4月のPLOS ONEの論文
Revising a Personal Genome by Comparing and Combining Data from Two Different Sequencing Platforms

同じゲノムDNAを2つの次世代シーケンサーで読みましたという論文
使ったシーケンサーはSOLiDとイルミナ。
SOLiDで330万個、イルミナで362万個のSNVs(single nucleotide variants、DNA塩基配列の変異)を見つけた。
そのうち300万個は共通だったが、両方ともリファレンス配列と異なるものが6.8万個、illumina-specificなものが51万個、SOLiD-specificなものが21.9万個となっている。
つまり、1つのシーケンサー方式では、10%程度の間違いを生む可能性があるということ。

驚くほどのエラー率。
調べてみて初めて知った。
研究の現場では次世代シーケンサーを使うことはまだ普及していない、それが実感だ。
知りたい特定の遺伝子の配列だったら、PCRして、従来型のキャピラリーシーケンサーで読めば良いだけである。


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次世代シーケンサーの精度の話

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ちょっと前の論文なので、状況はより改善されているかもしれませんが。

2012年1月にNature Biotechnology に発表された論文
タイトルは
Optimized filtering reduces the error rate in detecting genomic variants by short-read sequencing.
http://www.nature.com/nbt/journal/v30/n1/full/nbt.2053.html

この実験では、ゲノム情報が全く同じはずの一卵性双生児の白血球から抽出したゲノムを利用して、2つのゲノムから得られたDNA断片をおのおの独立にリファレンス配列(既知のゲノム配列)にアライメントした。
(体細胞変異が起こる可能性は否定できないが、確率は20億分の1程度)


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2013年12月24日火曜日

あかんやろコレ!沖縄科学技術大学院大学(OIST)がバブってる

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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-216896-storytopic-3.html

大学院大、教授300人に 予算も確保、要望応え

(1)世界最高水準の機関にふさわしい規模、教授陣300人規模への拡充 (現在50人)

(2)14年度以降の200億円規模の予算確保

(3)研究結果を活用した知的産業集積の形成に向けた施策

これはあかんやろ!
と言う感じにきな臭くなってきましたね。

学長はJonathan Dorfanというもと素粒子科学者。
スタンフォードの線形加速器のディレクターだった人ですね。

この学長、年収6000万円であるとhttp://mitsuhiro.exblog.jp/17060709/

OISTは完全に外人の食い物になりつつありますね。
普天間基地などの基地負担を押し付けている代償として国民が払い続けている訳です。
(沖縄県の仲井真弘多知事が辺野古(沖縄県名護市)の埋め立て申請を承認した代償だったんですね)
でも、この大学、ほとんど沖縄人のためにはなっていませんね。
そもそも、お金自体が沖縄に落ちるわけではない。
つまり、沖縄経済は潤わない。

しかも、世界中から研究者を呼んでいるとのことですが、ほとんどは2流の研究者ばかりです。
一流研究者がわざわざ、アメリカやイギリスを離れて、日本の沖縄なんて場所で研究室を主催したいと思う分けないでしょうが!

選考過程もかなり不明瞭で、何故こんな人を採用したんだろうという人ばかりです。(特に外人研究者はそんなのばかり)

もういい加減、こんな茶番劇やめればいいのに。

でも国策ならOISTは、富める者がより富むサイクルに突入しているわけで、
皆でOISTニイキマショウトイウコトデ。

中国の不動産バブルを見ている感じでしょうか。いつかははじけるけど、それまでは皆ハッピーw

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2013年12月4日水曜日

2300万円支給の若手研究者を倍増 文科省が支援策拡充

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2300万円支給の若手研究者を倍増 文科省が支援策拡充 

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO63499990S3A201C1TJM000/

2300万円は研究費ですからねお間違いなく。

この流れは当分続くだろうね。

どう考えたって、現状の若手のポスト難は将来的に損失だろうし。
振れた振り子は逆に振れるもんです。

ただ、テニュアトラックなので、その中で勝ち残らなければなりません。
若手研究者のハイスッペク化が静かにおこっていくでしょう。

今、現役の教授ってすごい人もいますけど、とんでもないのもいますから。


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2013年12月1日日曜日

自信がないとういう病

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自信がないとか、将来が不安であるとか。

最近の学生さんを見てると”自信がないという病”に罹患しているように見えます。

誰しも最初から自信があるわけはありません。
培っていくものです。

ちょっと賢ぶって、統計的には大企業に入社したほうが、生涯年収がいくら高いとかいいますが、ほとんど誤差です。
しかも、個々人の将来なんてわかるわけないのです(統計的に見る事にほとんど意味はありません)。

大企業でも倒産すればそれまでですし、会社内の主流からはずれたら、それはそれでつらい。

安定した仕事に就きたいといいますが、
公務員にしても大企業にしてもその競争率はめちゃくちゃ高いわけです。

その就職戦線に勝利しても、仕事が楽しい訳ではないのです(公務員の仕事なんて、楽でしょうが、楽しくはないですよね)。

安定は面白いということと対極にあります。

研究でもそうです。実用研究にはロマンはありません。来る日も来る日も、網羅的に物質をかえて実験してといった作業の繰り返しです。必要性はあります。誰かがやらなければならない仕事ですがね。

企業の創薬も、候補物質のスクリーニングにつぐスクリーニングです。アイデアを試す機会はほとんどありません。時間・経済効率性が問われるわけで、面白い訳ありません。
全てはトレードオフです。

面白いなと思う事を単純にやってみることが吉です。
迷ってる間に人生終わっちゃいますしね。

今日は、アカデミアに進むことを煽ってみました。
(アカデミアでなくてもいいんですがね。ベンチャー立ち上げるとかもおもしろそう。)
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2013年11月30日土曜日

かぐや姫の物語

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かぐや姫の物語観てきました!

竹取物語をベースに高畑勲が大胆にアレンジした作品ですが。
映画の大部分は原作(?)を忠実になぞっていてました。

ただ、後味のよくわからない難しい映画です。

これ、中高生とかが見に行っても何が良いのかわからないと思います。

ご存知の通り、翁が竹やぶでかぐや姫を授かる訳です。
お金や着物なども竹から見つけて、裕福になってその子を姫として育てることになります。
翁は美しく才能なあるその子を姫にするべく一生懸命ふさわしいように育てるわけです。
でも、これはかぐや姫が本心で望んでいることではないのです。
自由で、のびのび生きては生きていけなくなるのですから。

かぐや姫は、月から地球へ落されたわけです。
これは、地球という美しいものも醜いものもある(月は殺風景ですからね)場所を望んだ罪に対する罰なのです。

かぐや姫は単に生き生きと生きたかったのです。

でもそれは結局、地球ではかないませんでした。
その結果最後は、月に戻る事を望んでしまいます。
そして迎えが来て強制送還されてしまいます。

ストーリーだけを追うと、わかりづらい、後味のよろしくない映画なのです。

こっからは独断と偏見に基づく解釈ですが、

これって、アニメですが、若い人への映画ではないんですね、
子を持つ親への映画なんです。

無機質な月から地球へ落とされた”かぐや姫”というのは、

単なる物質から、なんの因果か、人間に生まれてしまった、普通の赤ん坊そのものなんですね。

でも、人として生まれてしまうと、いろんな期待やしがらみによって、単に生きるという事が無視されがちです。(生きるということは苦悩の連続ということもありますし)

親は息子や娘に過剰な期待をして、様々な習い事や勉強をやらせます。
娘をアイドルにしようとする親なんてまさにその典型ですね。

その結果、いつのまにか、生きる喜びをわすれてしまうんです、人の期待に答えるためだけに生きるようになる。

いろんなプレッシャーがありますよね、例えば、何歳までにこれぐらいの水準の人と結婚しろみたいな。(かぐや姫の物語って、半分はお見合いのはなしですから。幸せならいいじゃないかと思うけど。)

何のために生まれてきたのか本末転倒になっている。

僕はこんな解釈をしながら、帰路につきました。


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2013年11月27日水曜日

生き残るだけなら頭より行動力

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研究者で成功している人は知力と行動力の両方を兼ね備えています。

まあそれは、そうなんで、当たり前だというわけですが。

准教授ぐらいのポジションをうろうろするなら、行動力だけで良いみたいです。

抜群に頭が良いけれども、行動力がないという人は、あまり見かけません。行動力がないということは、誤魔化しのきく成果すら生み出すことができないからでしょう。

一方で、研究センスゼロの人でも、結構、准教授レベルだとうようよしています。ただそういった人は行動力・交渉力が抜群だったりして、教授にとって都合の良い人みたいです。

まぁそういう人生もどうかと思いますが。
(なにがつらいって、学生が裏で馬鹿にしちゃいますもんねぇ。)
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2013年11月26日火曜日

国立大学改革プラン:若手研究者は大チャンス?

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文科省が国立大学改革プランなるものを出しましたね。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/11/__icsFiles/afieldfile/2013/11/26/1341852_01_4.pdf

注目すべきは人事・給与システムの弾力化のところで

国立大学法人運営費交付金の必要額を確保し
た上で退職手当にかかる配分方法を早期に見直
し、競争的資金における間接経費の確保
• 改革の取組への重点支援に際して、年俸制等の
導入を条件化、適切な業績評価体制の確立
シニア教員から若手・外国人へのポスト振り替えを積極支援→ 1万人規模で年俸制・混合給与を導入
若手・外国人に対し、1,500人の常勤教員のポストを政策的に確保することを目指す

若手にとって給与の弾力性とかはどうでもいいかもしれない(2千万円の給与が欲しいという研究者がどれほどいるのかな?)。

朗報になるかもしれないのが、若手・外国人に対し、1,500人の常勤教員のポストを政策的に確保することを目指すでしょう

文字通りとると、1500人の常勤ポストが増えるということでしょうから、これはチャンスかもしれませんね。
しかも、シニア教員からの振替ということですが、どうやるんでしょうか?シニア教員の首を切るわけにはいかないでしょうから、その分の予算を文科省が出すということでしょう。

*ちょっと聞いてみたところ、例えば定年退官した教授のポジション分の給与を2人分の助教の給与として雇うなどすることにインセンティブを与えるというようなやり方などではないかと。そのような制度を作る大学を文科省が優遇するということみたいですね。

その場合、外国人研究者がそれほど、来るとは思えませんから、結局この枠は若手研究者によって埋まると予想します!

ポスドクの数が1万5千人〜2万人といわれていますから、1割ぐらいの人にチャンス到来と行くような気がします。

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2013年11月15日金曜日

研究者として生き抜くために(逆張りのすすめ)

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逆張りのすすめを書きたい。

世の中、あっちへ振れればこっちに戻る。
行きつ戻りつしている。

ちょうど一年前、日本は不景気のまっただ中、
日経平均株価も8000円から9000円台という悲惨なものだった。

そのとき、僕は、下がってもしれてるだろうと、全財産を株券にかえた。
別に確信があったわけではない、ただいつもやるように逆張りしたのだ。

貨幣だって日本という国の信用の上にたっているだけだ、
別に、企業の価値・信用の上にたっている株とたいした違いはない。

認識の問題なのだから。

現在、日経平均株価は15000円、まあ儲かった。

研究だってそうだ、ブームの研究はそう続かない。
誰も見向きもしないところから次の芽は出てくる。

応用研究が大切だと応用研究ばかりに予算がついた後、数年するとやっぱり基礎研究が大切なんだと巻き返しが起こる。
本質的にはどっちも大切なんだから、そりゃどっちかに偏れば、振り子のように次は逆に行ってバランスを取るようになる。

別の例だが、
アカデミアのキャリアを心配している向きには、次のように考える事をお勧めする。

これだけ、アカデミアのキャリアの不遇が新聞報道されれば、優秀な学生はそのキャリアパスを選ばないだろう。
(いわゆるポスドク問題の影響だ。)

でも、これだけ騒がれたおかげで、この世代は真空地帯である。
優秀な同世代の研究者と競争する必要はない。

自然とアカデミアのポストを穫る事が容易になるだろう。

結局、人が群がるところ、何かのブームは遠目で見て、自分の感性を信じて”正しい”行動ができれば、道は開けるのだと思う。
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2013年11月11日月曜日

参考文献はどれを読んでおけばオッケーですか?

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参考文献はどれを読んでおけばよいですかと聞かれると、
全部読めといってやりたくなります。

全部必要なのです、どれかだけでいいわけない。

繰り返されているところは大切だからですし、
それくらいの文献量の消化は必須なのです。

これはどの分野にも当てはまると思います。
何かを習得したいと思ったら、
そこに関連する本をひたすら全部読んでいきます。
例外はありません。

これくらい読み込んでいくと、全体像を掴む事ができます。
やっと、本質が見えてきます。

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政府、トップ研究者に年俸制 理研など新法人移行で

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http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS09004_Z01C13A1MM0000/

このニュースで気になった事。

トップ研究者の給与があがるとのことで、一見よろこばしいことであるが、
当然大多数の研究員には関係ないことである。
2000万円近い給与をもらうPIと将来に希望を見いだせない若手研究者。
こういった象徴的な制度改正は意識にも大きな変化を与える。
もうメンタル勝負ですな。

・ますます、業績による研究者の差別化がおこる。

・何歳でPIになった事があるかどうかで、将来のポストが決定される。

・キャリアの早期での固定化

どちらかというと、PIとそうでない者との給与格差の拡大は、負の影響のほうがでかい。

ねつ造がどんどんはやるだろうし、
研究成果の誇大表示がますます露骨になる。
(俗物研究者がしゃしゃり出てくる予感)

一流研究者にとって給与がモチベーションに与える影響は小さい。
(だったら、大学4年で卒業して、金融分野にいけば稼げるのだし)


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2013年11月8日金曜日

新興オンライン誌(PLOS ONE, Nature communication, Scientific Reports, E-Life)の戦国時代

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ここ数年、オンライン限定の学術雑誌の発刊が相次いでいます。

PLOS ONE の衝撃のデビュー続いて、

Nature系列でも、
Nature Communications やScientific Reportsなどがでてきています。

PLOS ONEは紙媒体を持たないオンラインのみの雑誌です。
研究手法や根本的な誤りがないかぎり、科学的なインパクトは問わないという方針で運営されています。
著者は14万円ぐらいを掲載料としてPLOS ONEに支払います。
これがうけて、インパクトファクターは思いの他よくなりました。

PLOS ONE
の2012年のimpact factor は3.73だそうです。
2009年の 4.351
2010年の 4.411
2011年の 4.092

から順調に下降気味です。

これは同じタイプの雑誌(競合)が増えたからでしょう。

Nature Communications が10.015
Scientific Reports が2.927

Nature誌はScientific Reports のimpact factor の悪さにおののいて、
Natureや姉妹誌に投稿された論文をScientific Reports に横流ししようとしています。
(PLOS ONEもPLOS BIOLOGYなどにリジェクトされた論文が横流しされることによって、結果的にいい論文がPLOS ONEに掲載されるような戦略をとっています)
まあ研究者もあえてその流れにのってScientific Reportsに投稿するでしょう。
将来的なImpact factorに期待を込めて。
(Natureブランドの威力はそれほど強大です。)

また、マックスプランクとハワードヒューズ(HHMI)の肝いりでE-Lifeなるオンライン誌が創設され、欧米では結構おもしろい論文が投稿されています。

まさに、オンライン総合誌の戦国時代といった様相です。

これからどの雑誌がのびてくるか、見極めて投稿する戦略が必要でしょう。

なんか投資みたいですね。将来の成長を買うみたいな。


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研究者の生き方

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研究者って、どうなんでしょう?

決して有利な生き方と言えないかもしれません。

でも、これからの社会には非常にマッチした生き方かもしれません。

もうなんというか、雇われる生き方に社会が疲弊していると思います。

安定だからといって、市役所で極悪市民の苦情の処理をしたくありませんからねぇ。

格差社会というより2極化社会が訪れていると思います。

生きるのに必死組と、抜け目なく稼ぐ人々と。
(稼ぐ人々にとって国境すら意味をなしません。増税すれば、富裕層は税金の安い国外へ脱出します。つまり、日本の住環境としての魅力と税率が天秤にかけられているということです。易々と増税することができない時代に入っています。)
これが訪れたとき、生きるのに必死組はしだいに極悪市民化していくのでその割合は断然増えていくと思います。

貧すれば鈍するというやつです。

今まで普通の市民を装っていた人々が、貧しくなったとたん極悪になっていくでしょう。

そういった意味でも、公務員になるなんて愚の骨頂だと思うのです。
(悩み多き日々を送る事になると思います。)

というより、そもそも。もう雇われるという時代の終わりの始まりのような気がします。
ネットがこれだけ発達し、誰もが情報発信することができ、ビジネスチャンスは比較的小さな投資で掴むことができるようになってきています。

ちょっと脱線しましたが、そもそも研究者は個人事業主みたいなものです。
自分で成果を上げて世間に認めてもらう必要があります。
それができなければあっという間に職を失います。
しかし、これほど自由な職種もありません。
自己責任・自己完結。
一度味をしめるとこれほど快適な生き方はないと思います。
そういった意味では時代が研究者のライフスタイルに追いついてきたともいえるかもしれません。
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2013年11月6日水曜日

リスクをとって失敗するのはいいことだ

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リスクをとらない、とれない人が増えている。

アカデミアは本来、自分の時間を投じて、不安定なキャリアに甘んじて、リスクをとり、成果を得ようというものだ。

リスクを取らなければリターンはないのだ。

絶対安全という領域から踏み出さない限り、何かがうまくいくということはないのだ。

保身や、忙しいということをいいわけにして何もしなければ、何も生まれない。

そんなことはわかっているだろうけど、
”どんどんリスクを取ること”は得てして、立ち止まっていると、すぐに忘れてしまう。

気がつくと、とんでもなく置いてきぼりにされている。
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2013年11月3日日曜日

補正予算5兆円の行方

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消費税増税による景気腰折れを防ぐための安倍政権による補正予算5兆円の行き先が気になる。

研究業界における影響としては、
基本的には、大型の研究設備の更新・新規購入および、

最先端研究開発支援プログラム(FIRST)の後継施策だろう。

自民党政権はこれを2700億円規模で計上している。

当然、若手研究者用の予算も付随してくるだろうから、

チャンスである。
前回は若手・中堅研究者に2~3年で1億5000万円が配られた。

安倍政権は年末にこの詳細を発表するとのことである。
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2013年10月29日火曜日

細かい研究費を取り出すと、死ぬ思い

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科研費やJSTがらみの資金をゲットしただけでなく
いわゆる外部資金を取り出すと、忙しさのあまり、発狂しちゃうでしょう。

外部資金は年に一回様々な財団が、募集しています。

100万円ぐらいのものが多いですが、大手製薬系の財団の中には、数千万円〜1億円というものまであります。
外部資金獲得法に詳しく書きましたが)

まぁほとんどは100~200万円ぐらいです。
でも授賞式や成果発表会など一年間に様々なイベントがもりだくさんになるので、
複数ゲットすると結構忙しくなってしまいます。

穫る際は計画的にいきましょう。

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2013年10月27日日曜日

インフォメーションではなくインテリジェンス

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インフォメーションではなくインテリジェンスが大事なんだという話。

インフォメーションというのはただの情報ですね。

知ってるか、知らないか。

お得な情報を知っているか。ある研究成果を人より早く知る。
情報通というのは、単に情報を知っている人のことです。

研究者でも、ちょっと早耳なことを誇る人がいますが、実はたいしたことないんですね。

特にインターネットの発達した現在、早耳なことの価値は急速に低下しています。

むしろ、知らない方がいいくらいです。
ゴードンカンファレンスとかの価値は確実に落ちていっています。
(人脈を作る場という点では有効でしょうが)

反対にインテリジェンスとは、

これは様々な情報をもとに生まれた、分析や解釈のことですね。

これが非常に重要なわけです。

つまり、公開情報を基にして、分析によって新たな知見を生むということです。
これをできる人がほとんどいないわけです。

これができると未来を見通すことができ、次の一手を適切にうつことができる訳です。
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2013年10月25日金曜日

科研費獲得の方法とコツ

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本読んだくらいで科研費とれたら苦労しないよね。
と思う。




業績があれば、書きやすく。
業績がないと、書くのがつらい。

どうしても業績がないと研究計画が浮ついてしまいますから。
説得力がなく机上の空論のような。

そもそも、わずか数ページの申請書で具体性をもって説得力のある研究計画なんて書けませんし、書いたとして、評価者が適切に判断もできません。

身もふたもないことですが、そういうものです。

しかも具体性のある研究計画というものは、大体面白くありません。
まだ、方法さえ確立していないところに大きなチャンスが眠っているわけですが、それを書くと具体性・説得力が弱まるわけです。

これはアンビバレンツな状況ですが、
戦略を練らねばなりません。

つまり、どちらかに割り切るのです。
相撲でいうところの、押し出しなのかすくい投げなのか、はたまたうっちゃりなのか。
決まり手をきっちり決めて申請書を書く必要があるということです。


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PIになったら考え方を変えましょう。

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PIになったら、
考え方を変えましょう。

PIになる前までは、リスキーなテーマと共に、着実なテーマを研究することも重要です。

リスキーなテーマを外し続けると、キャリアが途絶えてしまうかもしれません。

しかし、PIになったら、考え方を変えましょう。

特に、複数の学生、研究員が配属されたら、ひとりひとりにリスキーな研究テーマを与えます。

これで、誰かひとりぐらいはでかい山をあててくれるでしょう。

というよりも、ラボの存続としては、この大ホームランが極めて重要です。

大ホームランなくして、研究費を取り続けることは不可能なのですから。
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2013年10月23日水曜日

不確実性と向き合う

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サイエンスも投資も不確実性に向き合うという事だと思います。

何一つ確からしいことはありません。

現時点で将来どうなりそうか?
サイエンスであれば、ざっくりとした方向性。
投資であれば、将来の予測。どういう社会になるのか?

全ての物は現在からの延長であり、決して断絶しているものではありません。

誰もできると思わなかったiPS細胞にしても、山中さんと共同受賞したジョン・ガードンが示していた、研究成果の延長線上ともいえる(完全ににあとづけであるが)。
(ジョン・ガードンはカエルの研究で、大人の細胞が受精卵に戻ることを示していた。つまり、細胞分化の巻き戻しができるということです。)

後から振り返れば、なるべくしてなるわけです。

そう考えると、できることと言えば、
不確実な将来に対して、大胆に挑戦することでしょう。

日本人の多くは農耕民族の性格を受け継ぐためか、一般的に不確実性を嫌います。もちろん、不確実性は多くの災厄をもたらすこともありますが、考えようによっては、チャンスの時もあるわけです。
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2013年10月22日火曜日

迷うなーキャリアパス

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研究者って自営業者みたいなものですが、
そのキャリアパスは迷いの連続です。

ゴールは大学の教授ですが、
周りを見てるとなんか微妙なんですよね。

大学の教授って大量の雑用に振り回されて、
なんか常に肩で息をしている感じです。

本来やりたかった研究なんてほとんど出来る状態じゃない。
そんな環境で仕事をやっても職業の道楽化なんてほど遠い気がします。

しかも、研究費を常にとり続けなければならない。
自転車操業です。

研究成果 → 研究費 → 研究成果 → 。。。。

このサイクルが止まるとかなり苦しい感じです。

かといって、ポスドクのような立場でずっとっていうわけにもいかないですよね?
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2013年10月18日金曜日

駄目な学生・研究者の特徴

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アカデミアって優秀な学生・研究者ばかりだと思っておりましたが。
8割ぐらいはそうではありません。

駄目な学生・研究者の特徴をあげますと、

★ どうしたらいいかすぐに聞く。

★ 自分で考えない。

★ 答えが常に用意されていると勘違いしている。

★ 仕事が雑。

★ すぐに諦める。

ああいくらでも思いつく。。。。。

それにしても、最近そんな学生増えていませんか?
うちの研究室だけでしょうか?
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2013年10月17日木曜日

本多静六

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 本多静六の本は数十年前の本にも関わらず、非常に役に立ちます。
蓄財の基本は何も変わっていないということでしょう。
ドストエフスキーは「貨幣とは鋳造された自由である」と述べました。

本多静六は
人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
富も、名誉も、美衣美食も、
職業道楽の愉快さには比すべくもない。
と述べています。
自然科学の研究というものは道楽であり、
決して今すぐに利益をもたらす物ではありません。
つまり科学者のキャリアは常に危機にさらされていると言えます。
(利益を生み出さないものは資本主義の世の中において危うい立場に追いやられがちです)
職業を道楽化するためには、本来、やりたい事をやりたいように実行しなければなりません。
これを保証するのは経済的独立でしょう。

本多静六の言葉を引用しておきます。
金儲けは理屈でなくて、実際である。
計画でなくて、努力である。
予算でなくて、結果である。
その秘伝はとなると、
やっぱり根本的な心構えの問題となる。

金というものは重宝なものだ。
ところが、世の中には、
往々間違った考えにとらわれて、
この人生に最も大切な金を
頭から否定してかかる手合いがある。

投資の第一条件は安全確実である。
しかしながら、絶対安全をのみ期していては、
いかなる投資にも、手も足も出ない。
だから、絶対安全から比較的安全、
というところまで歩み寄らねばならぬ。

人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
富も、名誉も、美衣美食も、
職業道楽の愉快さには比すべくもない。


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2013年10月16日水曜日

明日はどっちだ?

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サイエンスに長年埋没していると、
ふと、これは俺がやらなくても誰かがやっちまうんだから、
何を一生懸命やってるんだろうと思ってしまう。

きっとそれはそうなんだろう。
アインシュタインがいなくても相対性理論は生まれただろう。
ほとんどの重要な発見は遅かれ速かれ誰かにされてしまう。

これは科学の宿命だろう。

結局、科学者になって幸せかどうかはそのプロセスをいかに楽しめるかということだと思う。

結果はしょせん結果なのだ。

将来不安もあるだろう。
研究が難しくて暗礁に乗り上げてしまうこともある。

ただ、プロセスを楽しめているなら、
それは科学者に向いているということだ。
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変態系若手研究者を採用する京大

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バッタ博士の京大白眉プロジェクトへの助教採用の記事を読んで、
白眉プロジェクトの真骨頂だなと思った。

バッタ研究のような変態系若手研究者(これは最大限の賛辞です!)をサポートできるのはもはや京大だけ(しかも白眉プロジェクトのような変わり種)になってしまった。

アカデミアの方向性は今実学へと向かっている。
しかし、この実学指向は、10年単位で見るとむなしい結果に終わるだろう。

現在、お金がたくさんついているプロジェクトはiPS細胞や免疫(特に自然免疫)、がん研究など等、それこそ、お金を生みそうな研究ばかりだ。

そういった研究はほとんど人海戦術のように、人と金と物の大量投入によって進められている。

しかし、本当のクリエイティビティというものはそのような物量によってうまれるものではなく、自由な環境・発想から生まれるのである(自由なマインド)。
また、集中投資は得てして、投資額にみあうリターンは得られない、かなり技術のいる技である。集中投資こそ民間に任せるべきである。公的機関、公務員、それにメンタルの近い大学教員には簡単にできることではない。

アカデミアはバッタ博士のような研究をサポートすべきであり、出来る限り多くの種を創出することに力を傾けるベキである。
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2013年10月14日月曜日

考えを練るということ

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本を読むのは知識を得る事ではない
考えを練るという事だ。

だから、古今東西、読書の価値を説く人は多いのだ。

何かを知るだけで、前進できる訳ではない。

個々人の独自の進歩が、成功を引き寄せるのだ。

本を読む事は考えを練ることだ。
考え抜く事は新たな発想を生む。

解がわからない時、それは考え抜いていない時。 孫正義


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2013年10月12日土曜日

奨学金問題

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なんか奨学金問題が熱くなってきているようです。

私も無利子の奨学金を修士からもらいました。
で、いま、淡々と返済しています。

借りた物は返しましょう。
しかも無利子だから基本的にはお得なはずです。
(今までデフレだったので、利子がついているようなものですが。これからインフレになれば、お得になります。)

これを問題にしているひとは、奨学金は返す必要がないと思っていたのでしょうか?
至ってシンプルに、書いてあったと思いますよ。返還することって。

よっぽど複雑なスマホ契約や、ネット回線契約の方に苦情を言った方がいいんじゃないだろうかと思ってしまいます。

もう軟弱な考えは捨てようぜと、その借金を楽々返せるように努力したほうがいいのに。
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国公立大入試:2次の学力試験廃止 人物評価重視に

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国公立大入試:2次の学力試験廃止 人物評価重視に

これは駄目だと思うよ。

ますます格差が生まれると思う。
つまり機会の平等が失われる。

現在の入試制度が完璧だとも思わないけれども。
これまでのペーパテスト方式の試験はフェアではあるし、
貧しくとも励めば、国立大学にいける。

人物評価を基準に入れてしまうと、結局いわゆる育ちが良い者が有利になる。

得てして、社会を変革する人物はヘテロな人材群から生まれるわけで、
育ちのいい人ばかりを採用しているとこの多様性を損なってしまう。
尖った人物が表舞台にたてなくなる。

同質性は気持ちのいいものかもしれないが、社会の発展のためには、ダイバーシティの確保の方が先決である。
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2013年10月11日金曜日

村上春樹はノーベル賞が欲しいのか?科学者はノーベル賞が欲しいのか?

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また、村上春樹はノーベル賞を取り損ねました。
村上春樹ってきっとノーベル賞喉から手が出る程、欲しいんだと思います。
きっとファンの人は彼はそんな人じゃないと言うでしょう。
でも間違いなく、激しい承認欲求に駆られていると思います。

人間の欲望のなかで最も厄介なのが、名誉欲、承認欲求だと思います。
ある意味、科学者は承認欲求の塊のひとが大半です。

そうでなければ、研究者になるでしょうか?
足を踏み入れることはあるでしょう。
ただし、高いモチベーションで続かないでしょう。

誰かに承認されたい = 高いインパクトファクターの雑誌にのせたい

という図式が支配しています。

たまに、学問的にすばらしければOKとのたまう研究者もいますが、Natureに掲載したいという思いが消える訳ではありません。

しかも、この名誉欲、承認欲求は際限がありません。
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2013年10月10日木曜日

大きな影響を与える研究とは

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ノーベル賞のシーズンですが、
大きな影響を与える研究とは何でしょうか?

iPS細胞の山中さんのように、最初から大きいことを狙っているケースもあるでしょうが、ノーベル賞を受賞する様な研究は、最初は地味で、興味を引かないケースがほとんどです。

論文は引用数が多いことが、影響力の大きさを測る上で重要です。この引用数は大きな偏りがあります。一部の論文はめちゃくちゃ引用されるけれども、大多数はほとんど引用されていません。引用数ゼロという論文も多いのが現実です。

引用というベクトルを使うと、引用関係はネットワークと捉えることができます。つまり、数多くのネットワークを持つ巨大ハブとそれを取り囲む極小ハブ群。

影響力をネットワークととらえると、ある日突然、ある研究が注目され、一気にアクセスが増大するということはありえるわけです。

つまり、最初は地味な研究でも、その近傍の研究群が活発になることにより、巨大ネットワークが築かれるわけです。

つまり、個々の科学者の予見性(結果論ともいえるけれど)が非常に重要ということになります。

今回ノーベル化学賞を受賞した米ハーバード大学のマーティン・カープラス氏、米スタンフォード大学のマイケル・レビット氏、米・南カリフォルニア大学のアリー・ワーシェル氏の研究は、計算機の速度が遅かった当時あまりインパクトはありませんでした。しかし、ムーアの法則のように、コンピュータの速度が複利的に増大した結果、量子化学的計算と分子動力学を組み合わせて分子の酵素反応、ひいては創薬につながるような分子設計ができる現在に至っています。

これは、コンピュータの速度が加速度的に速くなるという予見性に基づいて研究を行ってきた成果といえるでしょう。(当時には、集積密度の限界など、速度の向上の限界説もあったでしょうから。)
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2013年10月8日火曜日

なんでも本当は面白い

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よく研究室は研究テーマで選ぶという人がいますが、
それは良くないと断言しておきます。

研究テーマって、基本的になんでも面白いと思います。

要は、知恵をしぼって考え抜いて、新しい一面を付け足すという作業は何をしても同じです。

話を広げると、どのような仕事にもおもしろみが必ずあるということです。よく観察していれば、古くさい、どうしようもない物の中にも発見があるということです。
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2013年10月7日月曜日

投資とか?だったけど調べてみたら面白かった。

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投資について安易に考えていろいろ調べてみた。

もともと調べるの好きだし、根本から理解したいという性格なので色々本を読んでみたのよ。

投資ってうさんくさいと思ってたし、実際そういう面はあるわけ。

でも、実はちゃんと調べて、投資すべきだし、リテラシ−をもって挑めばうさんくさくない事にも気づいた。

逆に投資リテラシーを持ってない方は、詐欺っぽい現実に直面する可能性が高まるってこと。

基本的な投資リテラシーを身につけるには
橘玲の本を全部読むのが吉。

一冊とはいわず全部読む。
繰り返しでてくる話は重要なポイント。

彼の本を読むと、いろんな常識が覆されると同時に人生のコストが大幅にさがる。
橘玲が繰り返し述べているのは経済的独立こそ自由の源泉であるということ。
簡単に言うと、お金があっても幸せとは言えないけれど、お金がなくて生み出される不幸は膨大である。

自殺率と失業率
などは顕著なんだね。

貧困率と犯罪率なども。

結局、人は周りの環境に生かされているわけで、決して自由意思のもと生きているわけではない。

生命保険にかける保険料は50%が保険会社に抜かれている。
しかも、死んだときに払われるわけで、完全にギャンブルと化しているが、それを愛情という言葉でごまかしていると。
例えば、公営ギャンブルである競馬でも25%が競馬場の利益であとの75%を払い戻している。
つまり、生命保険は競馬よりも率の悪いギャンブルである。

ギャンブルや投資は危険だという人々が、平然と住宅を購入し、住宅ローンを借りている。
頭金の5倍もの額を借りる住宅ローンはハイレバレッジをかけた投資と言えないだろうか。

など等、目から鱗のストーリーが満載です。

なにより、投資法を学ぶってことは経済の仕組みを知る必要があるということです。
何かの仕組みを知るという点では、サイエンスと一緒ですね。

橘玲


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2013年10月6日日曜日

Endnoteって絶対必要かといわれると。。

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Endnote便利ですよね。

それは認めます。

一発で雑誌のフォーマットを変換できますから。

でも著名研究者は案外使っていません。

Endnoteが利便性を発揮するのは、次々にリジェクトをくらいどんどん雑誌を変えていかないといけないケースです。

でも力のある研究者は案外一発で決めてしまうことが多いのでたらい回しの刑になるケースが少ないというのがあります。

また、年に数報、クオリティの高い論文が出ればOKなので、手作業でささっとまとめてしまえばそれで事足りてしまうわけです。

ソフトウェアは頻繁に使っていなければ、すぐに使い方を忘れてしまいます。
ある程度年をとった研究者は使い方を覚えるのは無駄に感じるのでしょう。
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科学&政策&経済

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科学&政策&経済
これらは実は密接に関係しています。

少なくとも、オトナの科学者は政策や経済状態に一喜一憂します。

消費税増税による景気悪化を防ぐために5兆円のばらまきが検討されています。
リーマンショックの時の麻生補正が10兆円。
今回もなかなかですね。

はっきりいってばらまきです。各省庁はなんでもいいから、できるだけこれを使いきろうとします。申請の内容なんか関係ありません。値段があえば即購入できてしまいます。

来年度は大学界隈、そこら中で高額機器の納入及び、建物が立つでしょう。

普段買う事のできない高額機器が欲しい人は、ねらいをすましておくことが賢明です。

チャンスは頻繁にありません。
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学振をとるには(日本学術振興会特別研究員になるには)

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身もふたもない話になりますが、
業績があるかどうかです。

日本の評価システムは全て業績主義です。

DC1はどんなラボを最初選んだか?です。

運です。

そんなどこが業績が出しやすいラボかなんてわかりませんよね?
(用意周到に調べていればわかりますが。後知恵ですよね。今だからわかる。)

もちろん、計画性があって用意周到な人は、狙いをつけているラボの業績リストとそこの大学院生の顔ぶれを重ねて見ると良いでしょう。
もし修士の学生がバンバン論文をだしているようだと、そこは学生のうちに論文がだせる研究室だとわかります。

あとは3年生からそのラボで研究をスタートできるように教授にお願いするなど。
(熱意をしっかりと見せれば人間なかなか断りにくいものです。)

これは、あくまで、学振をどうとるかという話で(特にDC1)、そんなものいらないという自由はあります。学振をとるために研究室を選ぶなんて馬鹿げていますよね。
だいたい、1〜2年の研究でばんばん論文を書かせてくれるラボは高インパクトファクターの雑誌に投稿しません。
アカデミアのキャリアを長い目で見ると、この作戦はあまり良くないかもしれません。

ちなみにDC2以降は論文が無くても取れます。可能性を見せればオッケーです。特に所属しているラボが有名なら、いかにもトップジャーナルにでますという風にすれば。
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2013年10月5日土曜日

やりたいことをやる

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やりたいことをやるってのが一番重要なんじゃないでしょうか?
結局一度きりの人生です。
失敗してもいいんです。
またその上に積み上げていけば。

案外不思議なもので、やって失敗したことは心残りではないんですよね。大半のことは失敗かどうかはよくわからないまま終わります。そんなものです。

恐れすぎて、動けないと後で後悔します。
あのとき、アレをやっておけばなと。

やっぱりやりたいことをやっていこう。
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2013年10月4日金曜日

国民が働く必要のない国家

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資本主義ってお金がお金を生み出すシステムなんです。

だから、資本が資源になりうると思います。

世界を見渡すと実に様々な国家が存在しています。

中東のアラブ首長国連邦やサウジアラビアなどは、
原油が産出れるため、国家が裕福で、国民はほとんど働くことなく生きていけます。

一方で、
日本は潤沢な資本を抱えています。
この資本はさらなる資本を生みます。
株を持ってると年数%の配当がもらえますよね?
企業によったら規模の拡大がおきて、利益水準が上がるものもあります。
何かに投資していると資本がお金を生みます。

最近、経常収支が赤字だと新聞に書かれていましたが、
経常収支は次の式で表せます。

貿易収支 + 資本収支 = 経常収支

つまり、貿易の稼ぎと、海外で投資した資本に対する配当収支の足し算です。

今日本は、原発を停止しているため、火力発電所をフル稼働しています。
大量の燃料(天然ガス)を輸入しています(しかも割高な値段で)。
その結果、貿易収支が大赤字です。
これでやっと、経常収支がちょっと赤字になりました。
つまり、資本収支が莫大なのです。
しかも、資本収支は安定的に黒字です。

つまり、すでに日本は資本という資源をもとにお金の再生産をすることを行っているといえるのです。

これを突き詰めていくと、ある臨界を超えて資本を持つと、もう日本人は全く働いてお金を稼ぐ必要がなくなる時代がくるかもしれません。
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2013年10月3日木曜日

google トレンド

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トレンドを掴むには、
googleトレンドが役に立ちます。

去年の年末から今年にかけて一番株価が上がったのは、ガンホーです。
パズドラを運営している会社ですね。

同じように株価の先読みをするのにgoogleトレンドで検索数の変化をつかむことは大切です。

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研究者は職に困ったら沖縄を目指せ

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世の中は全て需要と供給のバランスで成り立っています。
見事に物語っているものとしては株価があります。
欲しい人がもういらない人より多いと、株価が上昇します。
短期的な株価の変動は全てこの需要と供給のバランスで成り立っています。

例えば、不景気でも、その企業が買収合戦に巻き込まれれば、株が大量に買われて、株価は暴騰します。

さて、
なかなか見つからない研究職のポストも需要と供給のバランスの崩れたところでは豊富に存在します。
極端に応募が少ない場合、応募者の能力はあまり問われなくなります。

では、現在の日本でそのバランスが崩れたところはどこでしょうか?



沖縄です。



OISTです(沖縄科学技術大学院大学のことですね)。


というのも、OISTは全く政治的な理由で沖縄に設立されました。
沖縄振興というやつです。
(当時の大臣は尾見さんというひとです。
科学技術に造詣の深い科学者からは結構評判の良かった大臣です。
民主党が大勝ちした時に落選してしまいましたが。)

しかもアクセスが非常に悪い恩納村という場所です。
那覇から1〜2時間かかります。

しかも、当初は生命科学を主に研究するという趣旨で始まったと思います。
だから、実験系の研究室が結構あります。

実験屋のひとにとってはちょっとぞっとしますね。

装置の修理とかは結構大変らしいです。壊れるとなかなか直せない。
きてもらうのに時間がかかるなどなど。。。

また、なんだかんだ言っても、皆、便利な都会が大好きです。
家庭を持っている人だと子供の教育の問題もあります。

そんなこんなで、あんまり人気がありません。
活躍している研究者は、本土で退官した有名研究者や、
海外からも職をみつけあぐねた人がOISTで職をゲットしています。


勿論、当初は政府の肝いりだったので多くの有名研究室の支店がありますから、良い研究もできるかもしれません。

また、高価な最新鋭の装置もたくさんあります。

OISTは内閣府直轄のプロジェクトなので予算が潤沢です。
文科省内の予算の取り合いに巻き込まれることはありません。

でも、やっぱり、みんなと都会が好きなんですよね。
きれいな海は一ヶ月もいれば飽きてしまいますし。

で、何が言いたかったかというと、OISTは人気がないので、職がたくさんあります。
しかも、給料もめちゃくちゃ良いそうです。
(学長にいたっては年収6000万円だそうです!ここはシンガポールか!)

需要と供給、研究職経済のお話でした。

あっ!ちなみに、これは研究者に限っての話でした。
沖縄の失業率は半端ないですからね。
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2013年10月2日水曜日

研究者人材の不足感

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意外に思うかもしれませんが、
研究業界は人材不足感が強いものがあります。

求人は頻繁に見かけますし、研究費あるんだけど
いい人はいないかと聞かれる事もあります。

必要とされる人材の偏りが非常に大きいのです。
簡単な技術、例えば、簡単なDNA操作などができる人材はそれこそ腐るほどいますが、
センスのいる生化学、蛋白質精製などの分野の優秀な人材は引く手あまたです。

要は、代替の難しいスペシャルな人材になる必要があるのです。

つまり使える人材の不足感は半端ないのです。
例えが適切かどうかわかりませんが、本当に生産性の高い研究者というのは2割もいません。
どのような組織にも2割の働きものと5割の普通人、3割の怠け者がいるといわれますが、研究者の世界もどうもそのようです。
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