2013年11月8日金曜日

研究者の生き方

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研究者って、どうなんでしょう?

決して有利な生き方と言えないかもしれません。

でも、これからの社会には非常にマッチした生き方かもしれません。

もうなんというか、雇われる生き方に社会が疲弊していると思います。

安定だからといって、市役所で極悪市民の苦情の処理をしたくありませんからねぇ。

格差社会というより2極化社会が訪れていると思います。

生きるのに必死組と、抜け目なく稼ぐ人々と。
(稼ぐ人々にとって国境すら意味をなしません。増税すれば、富裕層は税金の安い国外へ脱出します。つまり、日本の住環境としての魅力と税率が天秤にかけられているということです。易々と増税することができない時代に入っています。)
これが訪れたとき、生きるのに必死組はしだいに極悪市民化していくのでその割合は断然増えていくと思います。

貧すれば鈍するというやつです。

今まで普通の市民を装っていた人々が、貧しくなったとたん極悪になっていくでしょう。

そういった意味でも、公務員になるなんて愚の骨頂だと思うのです。
(悩み多き日々を送る事になると思います。)

というより、そもそも。もう雇われるという時代の終わりの始まりのような気がします。
ネットがこれだけ発達し、誰もが情報発信することができ、ビジネスチャンスは比較的小さな投資で掴むことができるようになってきています。

ちょっと脱線しましたが、そもそも研究者は個人事業主みたいなものです。
自分で成果を上げて世間に認めてもらう必要があります。
それができなければあっという間に職を失います。
しかし、これほど自由な職種もありません。
自己責任・自己完結。
一度味をしめるとこれほど快適な生き方はないと思います。
そういった意味では時代が研究者のライフスタイルに追いついてきたともいえるかもしれません。
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2013年11月6日水曜日

リスクをとって失敗するのはいいことだ

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リスクをとらない、とれない人が増えている。

アカデミアは本来、自分の時間を投じて、不安定なキャリアに甘んじて、リスクをとり、成果を得ようというものだ。

リスクを取らなければリターンはないのだ。

絶対安全という領域から踏み出さない限り、何かがうまくいくということはないのだ。

保身や、忙しいということをいいわけにして何もしなければ、何も生まれない。

そんなことはわかっているだろうけど、
”どんどんリスクを取ること”は得てして、立ち止まっていると、すぐに忘れてしまう。

気がつくと、とんでもなく置いてきぼりにされている。
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2013年11月3日日曜日

補正予算5兆円の行方

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消費税増税による景気腰折れを防ぐための安倍政権による補正予算5兆円の行き先が気になる。

研究業界における影響としては、
基本的には、大型の研究設備の更新・新規購入および、

最先端研究開発支援プログラム(FIRST)の後継施策だろう。

自民党政権はこれを2700億円規模で計上している。

当然、若手研究者用の予算も付随してくるだろうから、

チャンスである。
前回は若手・中堅研究者に2~3年で1億5000万円が配られた。

安倍政権は年末にこの詳細を発表するとのことである。
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2013年10月29日火曜日

細かい研究費を取り出すと、死ぬ思い

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科研費やJSTがらみの資金をゲットしただけでなく
いわゆる外部資金を取り出すと、忙しさのあまり、発狂しちゃうでしょう。

外部資金は年に一回様々な財団が、募集しています。

100万円ぐらいのものが多いですが、大手製薬系の財団の中には、数千万円〜1億円というものまであります。
(外部資金獲得法に詳しく書きましたが)

まぁほとんどは100~200万円ぐらいです。
でも授賞式や成果発表会など一年間に様々なイベントがもりだくさんになるので、
複数ゲットすると結構忙しくなってしまいます。

穫る際は計画的にいきましょう。

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2013年10月27日日曜日

インフォメーションではなくインテリジェンス

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インフォメーションではなくインテリジェンスが大事なんだという話。

インフォメーションというのはただの情報ですね。

知ってるか、知らないか。

お得な情報を知っているか。ある研究成果を人より早く知る。
情報通というのは、単に情報を知っている人のことです。

研究者でも、ちょっと早耳なことを誇る人がいますが、実はたいしたことないんですね。

特にインターネットの発達した現在、早耳なことの価値は急速に低下しています。

むしろ、知らない方がいいくらいです。
ゴードンカンファレンスとかの価値は確実に落ちていっています。
(人脈を作る場という点では有効でしょうが)

反対にインテリジェンスとは、

これは様々な情報をもとに生まれた、分析や解釈のことですね。

これが非常に重要なわけです。

つまり、公開情報を基にして、分析によって新たな知見を生むということです。
これをできる人がほとんどいないわけです。

これができると未来を見通すことができ、次の一手を適切にうつことができる訳です。
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2013年10月25日金曜日

科研費獲得の方法とコツ

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本読んだくらいで科研費とれたら苦労しないよね。
と思う。




業績があれば、書きやすく。
業績がないと、書くのがつらい。

どうしても業績がないと研究計画が浮ついてしまいますから。
説得力がなく机上の空論のような。

そもそも、わずか数ページの申請書で具体性をもって説得力のある研究計画なんて書けませんし、書いたとして、評価者が適切に判断もできません。

身もふたもないことですが、そういうものです。

しかも具体性のある研究計画というものは、大体面白くありません。
まだ、方法さえ確立していないところに大きなチャンスが眠っているわけですが、それを書くと具体性・説得力が弱まるわけです。

これはアンビバレンツな状況ですが、
戦略を練らねばなりません。

つまり、どちらかに割り切るのです。
相撲でいうところの、押し出しなのかすくい投げなのか、はたまたうっちゃりなのか。
決まり手をきっちり決めて申請書を書く必要があるということです。


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PIになったら考え方を変えましょう。

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PIになったら、
考え方を変えましょう。

PIになる前までは、リスキーなテーマと共に、着実なテーマを研究することも重要です。

リスキーなテーマを外し続けると、キャリアが途絶えてしまうかもしれません。

しかし、PIになったら、考え方を変えましょう。

特に、複数の学生、研究員が配属されたら、ひとりひとりにリスキーな研究テーマを与えます。

これで、誰かひとりぐらいはでかい山をあててくれるでしょう。

というよりも、ラボの存続としては、この大ホームランが極めて重要です。

大ホームランなくして、研究費を取り続けることは不可能なのですから。
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2013年10月23日水曜日

不確実性と向き合う

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サイエンスも投資も不確実性に向き合うという事だと思います。

何一つ確からしいことはありません。

現時点で将来どうなりそうか?
サイエンスであれば、ざっくりとした方向性。
投資であれば、将来の予測。どういう社会になるのか?

全ての物は現在からの延長であり、決して断絶しているものではありません。

誰もできると思わなかったiPS細胞にしても、山中さんと共同受賞したジョン・ガードンが示していた、研究成果の延長線上ともいえる(完全ににあとづけであるが)。
(ジョン・ガードンはカエルの研究で、大人の細胞が受精卵に戻ることを示していた。つまり、細胞分化の巻き戻しができるということです。)

後から振り返れば、なるべくしてなるわけです。

そう考えると、できることと言えば、
不確実な将来に対して、大胆に挑戦することでしょう。

日本人の多くは農耕民族の性格を受け継ぐためか、一般的に不確実性を嫌います。もちろん、不確実性は多くの災厄をもたらすこともありますが、考えようによっては、チャンスの時もあるわけです。
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2013年10月22日火曜日

迷うなーキャリアパス

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研究者って自営業者みたいなものですが、
そのキャリアパスは迷いの連続です。

ゴールは大学の教授ですが、
周りを見てるとなんか微妙なんですよね。

大学の教授って大量の雑用に振り回されて、
なんか常に肩で息をしている感じです。

本来やりたかった研究なんてほとんど出来る状態じゃない。
そんな環境で仕事をやっても職業の道楽化なんてほど遠い気がします。

しかも、研究費を常にとり続けなければならない。
自転車操業です。

研究成果 → 研究費 → 研究成果 → 。。。。

このサイクルが止まるとかなり苦しい感じです。

かといって、ポスドクのような立場でずっとっていうわけにもいかないですよね?
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2013年10月18日金曜日

駄目な学生・研究者の特徴

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アカデミアって優秀な学生・研究者ばかりだと思っておりましたが。
8割ぐらいはそうではありません。

駄目な学生・研究者の特徴をあげますと、

★ どうしたらいいかすぐに聞く。

★ 自分で考えない。

★ 答えが常に用意されていると勘違いしている。

★ 仕事が雑。

★ すぐに諦める。

ああいくらでも思いつく。。。。。

それにしても、最近そんな学生増えていませんか?
うちの研究室だけでしょうか?
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2013年10月17日木曜日

本多静六

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 本多静六の本は数十年前の本にも関わらず、非常に役に立ちます。
蓄財の基本は何も変わっていないということでしょう。
ドストエフスキーは「貨幣とは鋳造された自由である」と述べました。

本多静六は
人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
富も、名誉も、美衣美食も、
職業道楽の愉快さには比すべくもない。
と述べています。
自然科学の研究というものは道楽であり、
決して今すぐに利益をもたらす物ではありません。
つまり科学者のキャリアは常に危機にさらされていると言えます。
(利益を生み出さないものは資本主義の世の中において危うい立場に追いやられがちです)
職業を道楽化するためには、本来、やりたい事をやりたいように実行しなければなりません。
これを保証するのは経済的独立でしょう。

本多静六の言葉を引用しておきます。
金儲けは理屈でなくて、実際である。
計画でなくて、努力である。
予算でなくて、結果である。
その秘伝はとなると、
やっぱり根本的な心構えの問題となる。

金というものは重宝なものだ。
ところが、世の中には、
往々間違った考えにとらわれて、
この人生に最も大切な金を
頭から否定してかかる手合いがある。

投資の第一条件は安全確実である。
しかしながら、絶対安全をのみ期していては、
いかなる投資にも、手も足も出ない。
だから、絶対安全から比較的安全、
というところまで歩み寄らねばならぬ。

人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
富も、名誉も、美衣美食も、
職業道楽の愉快さには比すべくもない。


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2013年10月16日水曜日

明日はどっちだ?

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サイエンスに長年埋没していると、
ふと、これは俺がやらなくても誰かがやっちまうんだから、
何を一生懸命やってるんだろうと思ってしまう。

きっとそれはそうなんだろう。
アインシュタインがいなくても相対性理論は生まれただろう。
ほとんどの重要な発見は遅かれ速かれ誰かにされてしまう。

これは科学の宿命だろう。

結局、科学者になって幸せかどうかはそのプロセスをいかに楽しめるかということだと思う。

結果はしょせん結果なのだ。

将来不安もあるだろう。
研究が難しくて暗礁に乗り上げてしまうこともある。

ただ、プロセスを楽しめているなら、
それは科学者に向いているということだ。
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変態系若手研究者を採用する京大

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バッタ博士の京大白眉プロジェクトへの助教採用の記事を読んで、
白眉プロジェクトの真骨頂だなと思った。

バッタ研究のような変態系若手研究者(これは最大限の賛辞です!)をサポートできるのはもはや京大だけ(しかも白眉プロジェクトのような変わり種)になってしまった。

アカデミアの方向性は今実学へと向かっている。
しかし、この実学指向は、10年単位で見るとむなしい結果に終わるだろう。

現在、お金がたくさんついているプロジェクトはiPS細胞や免疫(特に自然免疫)、がん研究など等、それこそ、お金を生みそうな研究ばかりだ。

そういった研究はほとんど人海戦術のように、人と金と物の大量投入によって進められている。

しかし、本当のクリエイティビティというものはそのような物量によってうまれるものではなく、自由な環境・発想から生まれるのである(自由なマインド)。
また、集中投資は得てして、投資額にみあうリターンは得られない、かなり技術のいる技である。集中投資こそ民間に任せるべきである。公的機関、公務員、それにメンタルの近い大学教員には簡単にできることではない。

アカデミアはバッタ博士のような研究をサポートすべきであり、出来る限り多くの種を創出することに力を傾けるベキである。
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2013年10月14日月曜日

考えを練るということ

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本を読むのは知識を得る事ではない
考えを練るという事だ。

だから、古今東西、読書の価値を説く人は多いのだ。

何かを知るだけで、前進できる訳ではない。

個々人の独自の進歩が、成功を引き寄せるのだ。

本を読む事は考えを練ることだ。
考え抜く事は新たな発想を生む。

解がわからない時、それは考え抜いていない時。 孫正義


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2013年10月12日土曜日

奨学金問題

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なんか奨学金問題が熱くなってきているようです。

私も無利子の奨学金を修士からもらいました。
で、いま、淡々と返済しています。

借りた物は返しましょう。
しかも無利子だから基本的にはお得なはずです。
(今までデフレだったので、利子がついているようなものですが。これからインフレになれば、お得になります。)

これを問題にしているひとは、奨学金は返す必要がないと思っていたのでしょうか?
至ってシンプルに、書いてあったと思いますよ。返還することって。

よっぽど複雑なスマホ契約や、ネット回線契約の方に苦情を言った方がいいんじゃないだろうかと思ってしまいます。

もう軟弱な考えは捨てようぜと、その借金を楽々返せるように努力したほうがいいのに。
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国公立大入試:2次の学力試験廃止 人物評価重視に

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国公立大入試:2次の学力試験廃止 人物評価重視に

これは駄目だと思うよ。

ますます格差が生まれると思う。
つまり機会の平等が失われる。

現在の入試制度が完璧だとも思わないけれども。
これまでのペーパテスト方式の試験はフェアではあるし、
貧しくとも励めば、国立大学にいける。

人物評価を基準に入れてしまうと、結局いわゆる育ちが良い者が有利になる。

得てして、社会を変革する人物はヘテロな人材群から生まれるわけで、
育ちのいい人ばかりを採用しているとこの多様性を損なってしまう。
尖った人物が表舞台にたてなくなる。

同質性は気持ちのいいものかもしれないが、社会の発展のためには、ダイバーシティの確保の方が先決である。
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2013年10月11日金曜日

村上春樹はノーベル賞が欲しいのか?科学者はノーベル賞が欲しいのか?

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また、村上春樹はノーベル賞を取り損ねました。
村上春樹ってきっとノーベル賞喉から手が出る程、欲しいんだと思います。
きっとファンの人は彼はそんな人じゃないと言うでしょう。
でも間違いなく、激しい承認欲求に駆られていると思います。

人間の欲望のなかで最も厄介なのが、名誉欲、承認欲求だと思います。
ある意味、科学者は承認欲求の塊のひとが大半です。

そうでなければ、研究者になるでしょうか?
足を踏み入れることはあるでしょう。
ただし、高いモチベーションで続かないでしょう。

誰かに承認されたい = 高いインパクトファクターの雑誌にのせたい

という図式が支配しています。

たまに、学問的にすばらしければOKとのたまう研究者もいますが、Natureに掲載したいという思いが消える訳ではありません。

しかも、この名誉欲、承認欲求は際限がありません。
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2013年10月10日木曜日

大きな影響を与える研究とは

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ノーベル賞のシーズンですが、
大きな影響を与える研究とは何でしょうか?

iPS細胞の山中さんのように、最初から大きいことを狙っているケースもあるでしょうが、ノーベル賞を受賞する様な研究は、最初は地味で、興味を引かないケースがほとんどです。

論文は引用数が多いことが、影響力の大きさを測る上で重要です。この引用数は大きな偏りがあります。一部の論文はめちゃくちゃ引用されるけれども、大多数はほとんど引用されていません。引用数ゼロという論文も多いのが現実です。

引用というベクトルを使うと、引用関係はネットワークと捉えることができます。つまり、数多くのネットワークを持つ巨大ハブとそれを取り囲む極小ハブ群。

影響力をネットワークととらえると、ある日突然、ある研究が注目され、一気にアクセスが増大するということはありえるわけです。

つまり、最初は地味な研究でも、その近傍の研究群が活発になることにより、巨大ネットワークが築かれるわけです。

つまり、個々の科学者の予見性(結果論ともいえるけれど)が非常に重要ということになります。

今回ノーベル化学賞を受賞した米ハーバード大学のマーティン・カープラス氏、米スタンフォード大学のマイケル・レビット氏、米・南カリフォルニア大学のアリー・ワーシェル氏の研究は、計算機の速度が遅かった当時あまりインパクトはありませんでした。しかし、ムーアの法則のように、コンピュータの速度が複利的に増大した結果、量子化学的計算と分子動力学を組み合わせて分子の酵素反応、ひいては創薬につながるような分子設計ができる現在に至っています。

これは、コンピュータの速度が加速度的に速くなるという予見性に基づいて研究を行ってきた成果といえるでしょう。(当時には、集積密度の限界など、速度の向上の限界説もあったでしょうから。)
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2013年10月8日火曜日

なんでも本当は面白い

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よく研究室は研究テーマで選ぶという人がいますが、
それは良くないと断言しておきます。

研究テーマって、基本的になんでも面白いと思います。

要は、知恵をしぼって考え抜いて、新しい一面を付け足すという作業は何をしても同じです。

話を広げると、どのような仕事にもおもしろみが必ずあるということです。よく観察していれば、古くさい、どうしようもない物の中にも発見があるということです。
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2013年10月7日月曜日

投資とか?だったけど調べてみたら面白かった。

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投資について安易に考えていろいろ調べてみた。

もともと調べるの好きだし、根本から理解したいという性格なので色々本を読んでみたのよ。

投資ってうさんくさいと思ってたし、実際そういう面はあるわけ。

でも、実はちゃんと調べて、投資すべきだし、リテラシ−をもって挑めばうさんくさくない事にも気づいた。

逆に投資リテラシーを持ってない方は、詐欺っぽい現実に直面する可能性が高まるってこと。

基本的な投資リテラシーを身につけるには
橘玲の本を全部読むのが吉。

一冊とはいわず全部読む。
繰り返しでてくる話は重要なポイント。

彼の本を読むと、いろんな常識が覆されると同時に人生のコストが大幅にさがる。
橘玲が繰り返し述べているのは経済的独立こそ自由の源泉であるということ。
簡単に言うと、お金があっても幸せとは言えないけれど、お金がなくて生み出される不幸は膨大である。

自殺率と失業率
などは顕著なんだね。

貧困率と犯罪率なども。

結局、人は周りの環境に生かされているわけで、決して自由意思のもと生きているわけではない。

生命保険にかける保険料は50%が保険会社に抜かれている。
しかも、死んだときに払われるわけで、完全にギャンブルと化しているが、それを愛情という言葉でごまかしていると。
例えば、公営ギャンブルである競馬でも25%が競馬場の利益であとの75%を払い戻している。
つまり、生命保険は競馬よりも率の悪いギャンブルである。

ギャンブルや投資は危険だという人々が、平然と住宅を購入し、住宅ローンを借りている。
頭金の5倍もの額を借りる住宅ローンはハイレバレッジをかけた投資と言えないだろうか。

など等、目から鱗のストーリーが満載です。

なにより、投資法を学ぶってことは経済の仕組みを知る必要があるということです。
何かの仕組みを知るという点では、サイエンスと一緒ですね。

橘玲


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2013年10月6日日曜日

Endnoteって絶対必要かといわれると。。

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Endnote便利ですよね。

それは認めます。

一発で雑誌のフォーマットを変換できますから。

でも著名研究者は案外使っていません。

Endnoteが利便性を発揮するのは、次々にリジェクトをくらいどんどん雑誌を変えていかないといけないケースです。

でも力のある研究者は案外一発で決めてしまうことが多いのでたらい回しの刑になるケースが少ないというのがあります。

また、年に数報、クオリティの高い論文が出ればOKなので、手作業でささっとまとめてしまえばそれで事足りてしまうわけです。

ソフトウェアは頻繁に使っていなければ、すぐに使い方を忘れてしまいます。
ある程度年をとった研究者は使い方を覚えるのは無駄に感じるのでしょう。
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科学&政策&経済

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科学&政策&経済
これらは実は密接に関係しています。

少なくとも、オトナの科学者は政策や経済状態に一喜一憂します。

消費税増税による景気悪化を防ぐために5兆円のばらまきが検討されています。
リーマンショックの時の麻生補正が10兆円。
今回もなかなかですね。

はっきりいってばらまきです。各省庁はなんでもいいから、できるだけこれを使いきろうとします。申請の内容なんか関係ありません。値段があえば即購入できてしまいます。

来年度は大学界隈、そこら中で高額機器の納入及び、建物が立つでしょう。

普段買う事のできない高額機器が欲しい人は、ねらいをすましておくことが賢明です。

チャンスは頻繁にありません。
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学振をとるには(日本学術振興会特別研究員になるには)

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身もふたもない話になりますが、
業績があるかどうかです。

日本の評価システムは全て業績主義です。

DC1はどんなラボを最初選んだか?です。

運です。

そんなどこが業績が出しやすいラボかなんてわかりませんよね?
(用意周到に調べていればわかりますが。後知恵ですよね。今だからわかる。)

もちろん、計画性があって用意周到な人は、狙いをつけているラボの業績リストとそこの大学院生の顔ぶれを重ねて見ると良いでしょう。
もし修士の学生がバンバン論文をだしているようだと、そこは学生のうちに論文がだせる研究室だとわかります。

あとは3年生からそのラボで研究をスタートできるように教授にお願いするなど。
(熱意をしっかりと見せれば人間なかなか断りにくいものです。)

これは、あくまで、学振をどうとるかという話で(特にDC1)、そんなものいらないという自由はあります。学振をとるために研究室を選ぶなんて馬鹿げていますよね。
だいたい、1〜2年の研究でばんばん論文を書かせてくれるラボは高インパクトファクターの雑誌に投稿しません。
アカデミアのキャリアを長い目で見ると、この作戦はあまり良くないかもしれません。

ちなみにDC2以降は論文が無くても取れます。可能性を見せればオッケーです。特に所属しているラボが有名なら、いかにもトップジャーナルにでますという風にすれば。
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2013年10月5日土曜日

やりたいことをやる

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やりたいことをやるってのが一番重要なんじゃないでしょうか?
結局一度きりの人生です。
失敗してもいいんです。
またその上に積み上げていけば。

案外不思議なもので、やって失敗したことは心残りではないんですよね。大半のことは失敗かどうかはよくわからないまま終わります。そんなものです。

恐れすぎて、動けないと後で後悔します。
あのとき、アレをやっておけばなと。

やっぱりやりたいことをやっていこう。
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2013年10月4日金曜日

国民が働く必要のない国家

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資本主義ってお金がお金を生み出すシステムなんです。

だから、資本が資源になりうると思います。

世界を見渡すと実に様々な国家が存在しています。

中東のアラブ首長国連邦やサウジアラビアなどは、
原油が産出れるため、国家が裕福で、国民はほとんど働くことなく生きていけます。

一方で、
日本は潤沢な資本を抱えています。
この資本はさらなる資本を生みます。
株を持ってると年数%の配当がもらえますよね?
企業によったら規模の拡大がおきて、利益水準が上がるものもあります。
何かに投資していると資本がお金を生みます。

最近、経常収支が赤字だと新聞に書かれていましたが、
経常収支は次の式で表せます。

貿易収支 + 資本収支 = 経常収支

つまり、貿易の稼ぎと、海外で投資した資本に対する配当収支の足し算です。

今日本は、原発を停止しているため、火力発電所をフル稼働しています。
大量の燃料(天然ガス)を輸入しています(しかも割高な値段で)。
その結果、貿易収支が大赤字です。
これでやっと、経常収支がちょっと赤字になりました。
つまり、資本収支が莫大なのです。
しかも、資本収支は安定的に黒字です。

つまり、すでに日本は資本という資源をもとにお金の再生産をすることを行っているといえるのです。

これを突き詰めていくと、ある臨界を超えて資本を持つと、もう日本人は全く働いてお金を稼ぐ必要がなくなる時代がくるかもしれません。
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2013年10月3日木曜日

google トレンド

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トレンドを掴むには、
googleトレンドが役に立ちます。

去年の年末から今年にかけて一番株価が上がったのは、ガンホーです。
パズドラを運営している会社ですね。

同じように株価の先読みをするのにgoogleトレンドで検索数の変化をつかむことは大切です。

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研究者は職に困ったら沖縄を目指せ

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世の中は全て需要と供給のバランスで成り立っています。
見事に物語っているものとしては株価があります。
欲しい人がもういらない人より多いと、株価が上昇します。
短期的な株価の変動は全てこの需要と供給のバランスで成り立っています。

例えば、不景気でも、その企業が買収合戦に巻き込まれれば、株が大量に買われて、株価は暴騰します。

さて、
なかなか見つからない研究職のポストも需要と供給のバランスの崩れたところでは豊富に存在します。
極端に応募が少ない場合、応募者の能力はあまり問われなくなります。

では、現在の日本でそのバランスが崩れたところはどこでしょうか?



沖縄です。



OISTです(沖縄科学技術大学院大学のことですね)。


というのも、OISTは全く政治的な理由で沖縄に設立されました。
沖縄振興というやつです。
(当時の大臣は尾見さんというひとです。
科学技術に造詣の深い科学者からは結構評判の良かった大臣です。
民主党が大勝ちした時に落選してしまいましたが。)

しかもアクセスが非常に悪い恩納村という場所です。
那覇から1〜2時間かかります。

しかも、当初は生命科学を主に研究するという趣旨で始まったと思います。
だから、実験系の研究室が結構あります。

実験屋のひとにとってはちょっとぞっとしますね。

装置の修理とかは結構大変らしいです。壊れるとなかなか直せない。
きてもらうのに時間がかかるなどなど。。。

また、なんだかんだ言っても、皆、便利な都会が大好きです。
家庭を持っている人だと子供の教育の問題もあります。

そんなこんなで、あんまり人気がありません。
活躍している研究者は、本土で退官した有名研究者や、
海外からも職をみつけあぐねた人がOISTで職をゲットしています。


勿論、当初は政府の肝いりだったので多くの有名研究室の支店がありますから、良い研究もできるかもしれません。

また、高価な最新鋭の装置もたくさんあります。

OISTは内閣府直轄のプロジェクトなので予算が潤沢です。
文科省内の予算の取り合いに巻き込まれることはありません。

でも、やっぱり、みんなと都会が好きなんですよね。
きれいな海は一ヶ月もいれば飽きてしまいますし。

で、何が言いたかったかというと、OISTは人気がないので、職がたくさんあります。
しかも、給料もめちゃくちゃ良いそうです。
(学長にいたっては年収6000万円だそうです!ここはシンガポールか!)

需要と供給、研究職経済のお話でした。

あっ!ちなみに、これは研究者に限っての話でした。
沖縄の失業率は半端ないですからね。
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2013年10月2日水曜日

研究者人材の不足感

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意外に思うかもしれませんが、
研究業界は人材不足感が強いものがあります。

求人は頻繁に見かけますし、研究費あるんだけど
いい人はいないかと聞かれる事もあります。

必要とされる人材の偏りが非常に大きいのです。
簡単な技術、例えば、簡単なDNA操作などができる人材はそれこそ腐るほどいますが、
センスのいる生化学、蛋白質精製などの分野の優秀な人材は引く手あまたです。

要は、代替の難しいスペシャルな人材になる必要があるのです。

つまり使える人材の不足感は半端ないのです。
例えが適切かどうかわかりませんが、本当に生産性の高い研究者というのは2割もいません。
どのような組織にも2割の働きものと5割の普通人、3割の怠け者がいるといわれますが、研究者の世界もどうもそのようです。
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2013年10月1日火曜日

忙しい研究者に必須のアイテムまとめ

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<書類を全てデータ化する

書類や見積もり、ちょっとした文献、別刷りなどはなかなか捨てにくくて机に山積みしがちです。
紙をスキャンしてPDFや画像データに変換します。
どんどんたまっていた紙の資料をスキャンして捨ててしまいましょう。

名刺もカタログかできて超便利です。

本の自炊もできて超便利ですよ。


FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

省スペース型なら下記のがいいですが、
速度でいうと断然 iX500です。


FUJITSU ScanSnap S1100 FI-S1100

忙しい研究者は書類をすてることができません。
いったん捨てて全て電子化しておけば恐れるに足りません!


デュアルモニター
これも必須ですよね。
論文書いたりし始めるとあっという間にモニターにいっぱいのドキュメントを広げてしまいます。


最近は2万円以下で24インチが手に入る時代です。

PC作業が2~3倍に効率があがります!

MacBook Air
絶対に必要なmustアイテム

今回のアップデートで
バッテリーのもちが劇的に良くなりました。
12時間も持ちます。
学会出張の定番アイテムです。

キングジム 取り扱い説明書ファイル

取説やソフトのCDなど意外に保存しておくものであふれかえります。
これがあれば、一括管理できてなくす心配もありません。



超便利なSDカード Eye-Fi
実験やってると意外と写真で状況を保存しておきたいことがありますよね?
そんな時に便利なのがEye-Fiカードです。
このSDカードの中にWiFiのチップが埋め込まれています。
このカードを差し込んだデジカメで撮影すれば、自動的にPCやiPadなどにデータを転送してくれます。

驚くほど便利です。体験してみないとわかりませんこれは。


出張時の究極の暇つぶしに

Kindle Paperwhite(ニューモデル) です。
自分の書棚を持ち運んでる感覚です。
読みたいときに読みたい本を。

Eインク技術が使われているため、画面が発光していません。
いろんなデバイスに囲まれているとついつい液晶を見すぎてしまい、
結構目の負担になっていますが、これならほとんど目が疲れません。
(光らせようと思えばバックライトONすればよいので暗闇でも読めますが)

アメリカでは119ドルで売られているようですが、日本では9980円です。
一ドル100円ぐらいですので2000円ほど安く売られるようです。
アマゾンが日本市場に力を入れていることがわかります。

しかも、今なら、1980円分のkindle本クーポンがついてくるようです。
つまり実質8000円で買えるということです。
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2013年9月30日月曜日

バブルはチキンレース

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バブルってなんで起きるのでしょう?

バブルが起きている時、
案外皆わかっているのです。
この価格が永久に続かないということを。

しかも、金融業界で働いているプロなんて一応勉強しているのですから。
頭の片隅でバブル時につく値段のおかしさに気づいているはずです。

リーマンショックで話題になったサブプライムローンだって、
移民してきて1〜2年のメキシコ移民に貸したローンを集めてきて、個々人のリスクを分散してできたもので、
ちょっと住宅価格がさがり、担保価値が下がったら、メキシコ移民は支払い不能になって、あっという間にローンは無価値になると誰だって気づいてはいたのです。

だけど、結局、そのゲームを続けてしまった。

なぜか?

それはバブルがチキンレースだからなんですね。

続いている間は無限に儲かる。だって一直線にあがり続けるわけですから。
もし同業者がそれで儲けていたときに、自分の会社がそれに乗っていなかったら?
担当者は上役から責められるでしょう。

バブルはチキンレースなんですよ。
途中で逃げ切ればOKなんだから。
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研究資金量と成果の関係

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研究資金は科学研究を遂行するためには必要不可欠です。

その多寡と研究成果にはある程度の相関関係があるでしょう。

ただ、研究費をぶち込めば、研究成果が出ると考えるのは間違っているのです。

これは相関関係を因果関係と取り違えることからくる誤りです。

研究テーマが時流に乗ったから、研究費が流れてきたというケースはだいたい失敗します。研究員やテクニシャンの数を増やしたからといって研究成果は増えません。

この単純な事実は意外と理解されません。投資額を増やしたらリターンも増えるだろうという投資というものをわかっていない人々の誤解はたちがわるいのです。

iPS細胞関連の研究は現在バブルでしょう。猫も杓子も、興味がなくてもiPSと研究計画書に書くと研究費が通りやすくなる可能性が高いでしょう。

トップダウン研究の難しさはここにあります。まず、額を決めてしまいます。政治プロセスとはそういうものなので仕方がないかもしれませんが、必要額ではなく、大風呂敷で適当な額が決まります。それにあわせて研究組織が構想されるわけです。

穫った予算は使わなければなりません。
こうして、必要のない機器、必要のない研究員が雇われます。そして、ここに、大規模化に伴う無用の混乱が生じ、組織はきしみ始めるのです。


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2013年9月29日日曜日

研究不正防止に連帯責任、補助金を一時停止も

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130927-OYT1T01235.htm

研究費の流用や論文データの捏造ねつぞうねつぞうなどが相次いだのを受け、厚生労働省は27日、研究不正の防止策を公表した。
 研究費の補助金を受ける研究者の所属機関に対し、管理体制を抜き打ちで調査したり、不正が収まらない場合に全研究者に「連帯責任」で補助金を一時停止したりする。厚労省は指針を策定し、来年度から運用する。 厚労省は、研究者の所属機関に倫理教育の実施や、捏造防止のためのデータ保存を義務化する。研究費の管理にあたる責任者の配置も求める。管理体制を整えているかどうかを抜き打ち調査する。
 厚労省が改善指導をしても不正が続けば、事務や施設管理にかかわる経費分を削減、所属する全研究者への補助金の一時停止にも踏み切る。


なんかかなり厳しい姿勢ですね。
連帯責任って連帯している人が影響を受ける訳ですね。

でもねつ造した研究者が所属している研究機関って大学全体とかに波及するわけですよね?これって完全に常軌を逸した過剰反応だと思いますが。
研究者同士はほとんど顔見知り程度なのにも関わらず、研究費支給を停止すると。研究を止めると。

研究者のねつ造って組織レベルでおこるというよりは個々の研究室の体質なんですよね。
つまり、大学って中小企業連合みたいな。お隣の会社が何をしているかなんてほとんど知らない訳です。

こういうくだらないことを官僚が考えるたびに、研究組織は硬直化して、柔軟な研究は生まれなくなります。

官僚が支配しているアカデミア。
これが優秀な人がアカデミアから流出する一因だと思うのですが。
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2013年9月27日金曜日

派遣テクニシャンの給与水準(待遇)

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バイオ関連の派遣が近頃盛んですが、それで雇われてるテクさんの境遇はなかなかつらいものがあります。

派遣社員は本来フレキシブルな勤務体系、職場を比較的自由に選べるなどのメリットがあるはずなのだが、
実際は、雇用者のメリットばかりが重きを置かれ、被雇用者はその割を食っているのが実態です。
あんまり人材派遣について考えたことがなかったのでちょっと驚きでした。

ちょっと前に聞いた話ですが、
某研究所では現在、組織が急激に肥大したために、大量のポスドクとテクニシャンが新規に雇用されました。
人づてでそんなに大量の人員を急遽採用することはほぼ不可能なため、研究費が獲得できると、派遣会社に依頼するわけです。

当たり前の話ですが、直接雇用ではないため、派遣会社に中間マージンを抜かれた額がポスドクやテクさんに支払われるわけです。(もちろん、研究所側も割高な額を支払います。)

で、テクさんの給料がいくらかというと、2年目で月収20万円ほどだそうです。ボーナスがないので、新人社員よりも安くなってしまうそうです。ボスがちょっとダメな人らしく派遣会社に行き先を変えて欲しいと一年前から要請していたにもかかわらず、まったく無視されてしまい契約を自動継続されてしまったそうです。なすがままです。

ちなみに、大卒3年目(2年間研究経験あり)のテクニシャンが大学で雇われた場合、時給1650円ぐらい、週40時間で年収330万円(休日を計算にいれていないが。。)になるそうです。

派遣会社にとって無用のトラブルを起こす必要はないわけですね。
被雇用者側にほとんどメリットがなくて、派遣会社がこれからも繁栄するわけがないのですから、業界の人もなんとかすべきでしょうね。

ジョブセンス みたいな人材紹介サイトが研究業界でもできれば、このような継続的な搾取みたいなことはおこらないのでしょうが。
(ジョブセンスの場合、マッチングサイトなので、採用された時のみに成功報酬を雇用者がジョブセンス側に支払う形式である。ほとんど、企業側にアプローチする営業部隊を持つ必要がないため、この方式が成り立つ。派遣会社の場合、企業や研究所とのコネクションが極めて大切なため、どうしても中間搾取をし続けなければならないという側面はある。)

ただ、職種が特殊なため、是正されるには時間がかかるでしょう。
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バブルの素地ができつつある。日銀当座預金残高100兆円超える

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日銀が、金融市場に大量の資金を供給する大規模な金融緩和を行っていることで、金融機関が日銀に預けている資金、「当座預金」の残高が初めて100兆円の大台を超えました。
日銀はことし4月、金融機関が保有する国債などを買い取ることで市場に大量の資金を供給する大規模な金融緩和を導入しました。
この結果、金融機関が日銀に預けている「当座預金」の残高は26日、101兆2400億円となり、初めて100兆円の大台を超えました。
金融緩和が実施される前のことし3月末と比べると43兆円余り、率にして74%増えており、ことし末で107兆円になるとしていた日銀の見通しを3か月早く前倒しするペースです。
ただ、当座預金の残高が増える一方で、金融機関からの企業や個人への貸し出しは大幅な増加には至っていないという指摘もあります。
デフレ脱却に向けては、日銀が供給した資金が企業や個人への貸し出しにまわり経済の活性化につながるかどうかが課題となっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130926/k10014838091000.html 

日銀が国債を大量に購入し続けた結果、金融機関はじゃぶじゃぶの現金を持つことになっている。
バブルの素地が着実に形成されつつある。

金融機関はこの現金をどう運用するだろうか。その方向性によって何バブルが起きるかが決まる。


外債、外国株に向かえば、円安が加速される。

国内株に向かえば、株高

安易な貸し出しに向かえば、土地バブル (1980年代バブルの再来)

もちろん、バブルはこれまでとは別の顔をして訪れるだろう。
一見これはバブルではありませんよと。

どちらにしても、銀行は今、100兆円ものお金を運用したくてうずうずしているに違いないのだ。1%の金利差で運用できれば、1兆円の利益がでるのだから。

本当のバブルがくるのは2020年代だと思う。
バブルを経験した世代が、退職し、貸し出し部門の長がバブルを知らない世代に総入れ替えされる時期。
ブレーキ役がいなくなったら、同業者間でのチキンレースが始まると思う。
ライバル銀行だけが儲けている状態が許せなくなるから、冷静な判断なしに無謀な投資が起きる。

人間の歴史はバブルの歴史だから。
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2013年9月24日火曜日

株式市場って期待値プラスなんですよね

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株で大損したとか、
投資は危険だって言う人
多いけど、株式市場の期待値はプラスなんですよね。

シーゲルっていう株式市場を超長期で調べた人の本"株式投資第4版"にも、
株式の長期リターン(もちろん配当を含みます。)インフレ率補正後で7%ぐらいって書かれています。
株式投資第4版
株式投資第4版
著者:ジェレミ-・J.シ-ゲル
楽天ブックスで詳細を見る

まあよく考えればそうですよね。
ほとんどの企業は毎年利益をあげており、たまに不景気の時に赤字をだすけどまた復活みたいに。
この利益の行く先は結局株主なんです。

だから、その利益分、株主は儲からないといけないわけです。

そう考えると、株で大損したとか、
投資は危険だって言う人は、
欲に目がくらんで上昇相場の最後に乗ったとか、
リテラシーゼロの行動をしてるわけですね。

↓は株式市場のリターンを対数グラフにプロットしたものです。
Stockのチャートがほぼ直線に乗って上昇していることがわかります。
つまり、長期で見ると、一定のパーセンテージで上昇しているということです。


株式投資第4版
株式投資第4版
著者:ジェレミ-・J.シ-ゲル
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株式投資の未来
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著者:ジェレミー・J.シーゲル
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お勉強好きにサイエンスは向かない。

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研究者をキャリアパスに選ぶ人における不幸は、
単なるお勉強好きが流れで研究を選んでしまうことです。

大学院までは、単なるお勉強好きの人もなんなく進学できてしまいます。

受験を勝ち抜けばいいのですから、実はそんなに難しくはありません。
(つくづくそう思います)

しかし、研究者に求められるのはお勉強好きであることではありません。

お勉強好きな人々の問題点は、問題には必ず答えがあり、その答えにいち早くたどり着いたものの勝利であると考えている点です。

問題に必ず答えがあるという観点は幻想だと思います。
評価されることは、新しい問題にどのような切り口で迫ったかということです。
それが新しいサイエンスを切り開いているということなのです。

お勉強好きな人は必ず行き詰まります。困難な問題とニコニコしながらつきあえる人が研究者に向いていると思います。
頭脳の良さではなく、性格の問題です。

あと優秀な研究者は好奇心が旺盛です。
これははずせない点です。

自分で考える、ゼロベースで考える、これができれば完璧です。
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2013年9月23日月曜日

研究者、適当に考えてその道進むと死にますよ。

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研究者ってやっぱりやくざな道なんだな。

普通になりたいなんて言っている人には危険な道です。

ポスドクの待遇が悪いだの言っている人は考え違いをしているのです。

第一に、ポスドクはそんなに長くやるものではありません。(キリっ)
ですので、待遇について不平不満をいってもしょうがないのです。たかだか数年のポジションなんですから。次にPIにでもなれば、お金がなかったことなど忘れてしまいます。
(というか、一時的なポジションの給与についてああだこうだ言っても意味がないと思う。)

通常のポスドクは年俸300~500万ぐらいだから、決して恵まれてはいません。

でも平均的なポスドク期間が長期化している現在そう言ってられないという側面もあります。

今自分がどのような状態にあるのか冷静に判断できる人だけが研究者になるべきでしょう。

どんな点に気をつければよいでしょうか?
自分が在籍しているorする予定のラボの経済状態。
気合いだけでは研究はできません。
お金に余裕のあるラボは年俸300万円で働けとは言いません。
ラボのボスの性格、人格者を選ぶことは大切。
お金をとってこれるボスかどうか(これは技術なのです。一朝一夕には身に付きません。)。金持ちけんかせずです。何も言わなくても高待遇で迎えてくれるでしょう。

そういった状況にあるポスドクからは寡聞にも不平を聞いたことはありません。
極端なことを言うと、研究テーマより研究環境なのかもしれません。

研究テーマはそのとき一番面白そうだと思っていたものが将来的にたいしたことないことだと考え直すことは多多あります。
一方で、研究環境は数年間はかえられないだけに、シビアに考える必要があるでしょう。心が不平不満では決してよい成果はでないのだから。
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2013年9月22日日曜日

ゼロから考える。 神の数式 NHKスペシャルを見て思ったこと。

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NHKスペシャル「神の数式」を見たんだけど、
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0922/index.html

内容自体は素粒子物理学の変遷といった感じで面白かったんだけども。

一番印象に残ったのは、朝永振一郎らが丹念に研究した成果を原爆開発責任者になったオッペンハイマーに送付して、論文化への協力を頼むくだり。

オッペンハイマーは優れた理論物理学者で、当時の理論では電子が無限大のエネルギーを持っちゃうよと指摘して、朝永振一郎が解決方法を見つける。

朝永振一郎たちは戦中だったもんで欧米の科学界とは隔絶せざる得なかった。しかし、独自に最前線で研究を進めていた。
実は戦中の日本で、情報から隔絶されていたにもかかわらず、すばらしい研究成果がでた分野は結構多い。

例えば電子顕微鏡も隔絶されていた間に日本で独自にかなり進展した。

何が言いたいかというと、情報の不足というのは必ずしも科学の発展を妨げるものではないということである。

情報がないから一から(根本から)考える必要があり、その考え抜かれた土台の上に研究成果というビルディングを建築するのではるか天空に突き刺さる高さまで構築できるという側面があると思う。

現在、インターネットでいつでも海外の研究成果に容易に接続できるため、研究が安易になりがちである。
海外の研究動向を無視した方が、最終的には研究成果があがるだろう。
猿まねはごめんだ。
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2013年9月21日土曜日

サイエンスカフェ:「科学者ではない」について思うところ

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サイエンスカフェ:「科学者ではない」
最近、取材で「私たちのことを理解してくれているようですね」と複数の研究者から言われた。「科学者としての立場や思考回路を分かっている」という意味だと解釈したが、内心、「これはまずい」と感じている。
 アレルギー体質に苦しんだ根源を知りたくてサイエンスを扱う現在の科学環境部を希望、東京と大阪で勤務して11年になる。しかし学生時代、文学部哲学科社会学専攻だった私にとって、当初は取材対象者の言葉が「宇宙語」にしか聞こえなかった。科学的な内容より「理系の研究者とはなぜ、こんな考え方、表現をするのか」と理解不能な日々が続いた。だが、やがて「科学者とはこんなもの」と自分の中で折り合いをつけ、取材するようになる。そこに慢心がなかったか。
 科学記者は、科学者ではない。その他の分野でも同じことだが、「あなたの言っていることは、あなた以外の世界では通用しませんよ」と指摘することも、私たちの重要な役割だと思う。そのことを改めて肝に銘じ、今後も仕事を続けたい。【江口一】毎日jpより引用
この記者にはプロ意識がないのだろうか?
科学者は伝える事がメインの仕事ではないのだ。
極論を言えば、素人に伝わらなくてもいいのだ。
研究者が報道発表したがるのは、自己顕示欲もあるだろうが、ほぼ実績のひとつになるからに過ぎない。
しかし、実際の研究費申請で、報道されたからといってそんなに有利にはならないのだ。つまり、報道していただいてもそれほどメリットがあるというわけではない。

本当にすごい研究は専門家にも伝わらないのだから。

この記者が忘れていることは、
科学記者は伝えることについてプロであるべきであるということだ。

それにもかかわらず、科学者に「あなたの言っていることは、あなた以外の世界では通用しませんよ」と指摘することも、私たちの重要な役割だと思う。というトンデモな勘違いをしているのだ。

だいたい文学部哲学科の人間が科学部を希望するなと思う。
してもいいが、素人の取材ほど迷惑なことはない。
ということを頭にいれて取材活動をするべきでしょ。

伝える人間(新聞記者)がサイエンスについて無知でいいわけがない。研究者より幅広く論文を読むべきだし(もちろん、伝える側としての観点で)、Nature、Science、Cell誌ぐらい毎週読んでから取材に来いといつも思う。
読者と同じで素人感覚で取材に来てはだめでしょ。

そんな素人記者を真面目に相手する人がいるのでしょうか?


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2013年9月20日金曜日

Kindle 日替わりセール中毒

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Kindle日替わりセールで
どんどん買ってしまう。

だって安いんだもの
面白そうなんだもの
一日で終わっちゃうから今日買わなくちゃとアマゾンの戦略にはまりたいんだもの

50~60% off
だから下手にマーケットプレイスで中古本買うよりよいことが多い。

マーケットプレイスだと最安値で1円、送料が250円
最低でも251円かかるのだ。

セール本はコレに匹敵してしまう。

加えて!!
kindle電子ブックなので決してかさばらない。
これは本質的で大問題なのだ。

適当に買って、気が向いたときに読むというスタイルができる。
出張での三時間新幹線に乗るのが苦痛でなくなった。

全部kindleにしてくれ。心から願う。
Kindle日替わりセール
以外にも
Kindle月替わりセール
ってのもあります。

最近ぽちぽち日替わりセールで買った物

↓599円でした。


↓599円でした。


↓399円でした。


↓499円でした。


安すぎて買いすぎる。。。

水なんかみたいに重いものは買っちゃうよねアマゾンで
2Lペットボトルが一本あたり94円なんだよね。
これって、そこら辺のスーパーの値段だから、
絶対にアマゾンで買った方が持ち帰りを考えたら便利なわけで、

これって送料無料だけど、
運送会社はどれくらい儲かるんだろうか?
アマゾンによる強気のダンピングがきつそう。
佐川急便はアマゾンと契約しないって言ってるところをみると
送料ずいぶんまけさせられているのだろう。

一回このあたりを調べてみると面白そうかもね。


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